アルファロメオの意味・由来とは?ロゴマーク(エンブレム)や社名を調査!アルファロメオはイタリアの自動車メーカー。イタリアを代表するスポーツカーメーカー会社です。社名は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?今回は伝統あるアルファロメオの意味や由来、ロゴマークをご紹介します!
アルファロメオの意味・由来とは?
アルファロメオとは、ロンバルダ自動車製造㈱(Anonima Lombarda Fabbrica Automobili 、A.L.F.A.)が、経営不振に陥ったフランス・ダラッグのイタリア工場を買い取り、1910年にイタリア・ミラノに誕生した伝統あるスポーツカー自動車メーカーです。
アルファロメオの名前の由来は、1930年にニコラ・ロメオがA.L.F.Aの㈱を買い取り、社名を[S.A.Alfa Romeo]としたことに始まります。
アルファロメオは、創業一年目からレースに参戦し、イタリアのスポーツカーメーカーとして伝統を築き上げていきました。
アルファロメオのロゴマーク(エンブレム)
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アルファロメオのロゴマークは紋章のようなマークです。楯の中に左側に赤の十字、右側にドラゴンの見えるものが描かれています。
- 右側の十字は創業地のイタリア・ミラノの紋章、聖ジョルジョの十字
- 左側のドラゴンは、ヴィスコンテイ家の紋章のサラセン人を飲み込む大蛇(ビショーネ)
そして、アルファロメオのもう一つ欠かせないシンボルマークが
Quadrifoglio[クアドリフォリオ]
です!
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Quadrifoglio[クアドリフォリオ]の意味は、四つ葉のクローバー。
このシンボルマークは、アルファロメオのレーシングドライバー、ウーゴ・シヴォッチが1923年に自身のマシンに白い正方形に緑の四葉のクローバーを幸運のお守りとして描いたのが始まりです。
その御利益はすぐに現れ、ウーゴ・シヴォッチはその年のタルガ・フローリオにおいて総合優勝を果たしたのでした。
しかしその勝利から数か月後、モンツァ・サーキットで開催されたレースでウーゴ・シヴォッチはコースアウトで落命。
その時のワークスマシンにはクアドリフォリオが描かれていなかったことから、その後のレースに参加するすべてのワークマシーンに、お守りとしてクアドリフォリオが掲げられることになったのです。
幸せの象徴、四つ葉のクローバーのシンボルマークに、こんな悲しいエピソードがあるのですね。
アルファロメオの社名の意味
ロンバルダ自動車株式会社[Anonima Lombarda Fabbrica Automobili]を略して、[A.L.F.A]
1930年にA.L.F.Aの株を買い取った、[ニコラ・ロメオ]の名前を組み合わせたもの
長い歴史を持つ[アルファロメオ]
過去には、アルファロメオのレース部門の総責任者として、フェラーリを創設したエンツォ・フェラーリもいました。
アルファロメオから独立した、エンツォ・フェラーリは、レースでフェラーリがアルファロメオに勝利したとき、[私は自分の母親を殺してしまった]という、言葉を残したそうです。
複雑な心境を表す言葉ですね。
イタリアの歴史あるスポーツカーメーカーのアルファロメオですが、戦争や経営不振などで、1986年、同じくイタリアの車メーカーのファットに売却されました。
長い歴史の中にはいろいろあるんだねー。
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