ミルフィーユの意味とは?英語じゃないってほんと?ミルクレープとの違いは何?ミルフィーユと言えば層がいくつかに分かれており、上に苺が乗っているケーキを想像しますよね?ではミルクレープとの違いは何なのでしょう?今回はミルフィーユの意味や発祥の地、ミルクレープとの違いを紹介します♪
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ミルフィーユとは?意味や英語表記を解説!
もともとはフランスが発祥の言葉です。それは千枚の葉を意味する洋菓子の一種でとても歴史のあるケーキの一種です。
何層にも重なるパイ生地とカスタードクリームとを交互に重ねて作り上げたもの、それがミルフィーユです。発音の違いかは分かりませんが、「ミルフイユ」ということもあるそうです
ミルフィーユに用いられるパイ生地はフィユタージュと呼ばれており、折り込みパイ生地といい、四角く成型した小麦粉生地にバターを平らに乗せ何度も折り畳み作成するもので、その作業を重ねれば重ねるほどぱりぱりとした触感になっていくそうですよ(*’A`*)
主に用いられる生地は、その工程を5回繰り返した729層のもの、6回繰り返した2187層になったものが多く、その生地を何枚か重ねていき、その様が千を表し、層になったパリパリの生地が落ち葉をイメージさせるような焼き上がりになるので葉と表現し、でき上った合成語がミルフィーユ(mille-feuille)だったのです。
ミルフィーユがこの世に誕生した歴史にはいくつかの説があります。
●アラブに伝わる古いお菓子の「パータ・フィロ」という水、塩、オイルで作られた薄皮で木の葉という意味を持つものが7~8世紀のヨーロッパ進行でフランスに伝わり、時を重ねるごとに今の形まで進化した説。
●クロード・ロランという17世紀を生きた画家が見習いパティシエで修業をしていた頃に考え出したという説。
●そして同じく17世紀のコンデ公(フランスの貴族)のお抱えだった菓子職人フィエが考案したという説。
しかし、当時はカスタードクリームの代わりにジャムがもちいられていたそうです。
減退のミルフィーユが完成されたのは1822年ごろと言われております。
ちなみに日本では、苺を使ったミルフィーユのことを「ナポレオン」や「ナポレオンパイ」と称することもあります。
ミルフィーユとミルクレープとの違いを解説!
何層にも重なった生地のお菓子代表としてもうひとつミルクレープというものがあります。
ミルクレープはフランス発祥のお菓子で何枚ものクレープの間にクリーム若しくは果物を挟んで層にしたもので、「千枚のクレープ」という意味があります。
決してミルクとクレープの合成語ではないです。千枚と表現しつつ実際に使用されるクレープの枚数は20枚前後だそうです。
つまり、ミルフィーユとミルクレープの違いをまとめると、
●ミルフィーユ
ミルフィーユは何層ものパイ生地を重ねて作られるのでサクサクとした食感が特徴のお菓子です。
●ミルクレープ
ミルクレープは、クレープの生地を何層にも重ねて作られているのでしっとりとしか食感が特徴です。
となります( ̄ー ̄)bグッ!
そう考えると名前も見た目も似ていますが全く違うことが分かります。 その上、ミルクレープは日本で生まれたお菓子という説もあるそうです。
つまりこの2つのケーキの共通点は「ミル」という「千」を意味するフランス語が名前に入っているということだけになります。
へぇ!確かに千枚ぐらいの層があってもおかしくないって思うくらいのサクサク食感だわん。でも、フランス生まれのケーキが日本まで渡ってくるなんてなんだか不思議だわん。
そうでもないわよ。立派なパティシエになるためにフランスへ行く人もいるくらいだもの。フランス生まれのお菓子が日本ではやってもおかしくないにゃん。
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