寂しいと淋しいの意味の違いと使い方は?さびしいとさみしいの差も!日常生活で寂しい・淋しい・さびしい・さみしいという言葉を使ったり聞いたりすると思います!皆さんは使い分けができているでしょうか?今回は寂しいと淋しいの意味の違いと使い方、さびしいと寂しいの差を調査します!
寂しいと淋しいの意味の違いは?
まずは寂しいと淋しい、それぞれの意味を調べていきましょう!
<寂しい> さみしい、さびしい
静かでものさびしい様子を表します。客観的に静かな状態があって、その結果として心がさびしい状態になるというイメージです。
<淋しい>さみしい、さびしい
ものさみしい気持ちを表したり、涙を連想させたり、上記の寂しいよりも情緒的な様子を表します。
こちらの漢字の部首は“さんずい”です。もともとこの漢字の意味は「淋雨」など、梅雨のような長く雨が降る様子を表していました。
そこから読み取れるように、水が滴る様子を表しています。この意味から派生して上記のようなものさみしい気持ちや涙を連想させます。
寂しい・淋しいの意味はこんな感じです!
ですから、寂しい・淋しいどちらを使おうとも間違いではありません(^^)
寂しいと淋しいの使い方は?
寂しい・淋しいは、意味的にはそこまで大きな違いはなさそうですね!
しかし、淋しいは常用漢字としては使われていません。
常用漢字とは…
法令・公用文書・新聞・雑誌・放送などの一般社会生活において、現代の国語を書き表す場合に使用される漢字の目安となるものです。
内閣告示によって示された「常用漢字表」に記載されている2136字の漢字のことを指します。
淋しいは常用漢字に定められていないので、学校では習わないし、新聞や雑誌、テレビなどでも使われていないのです!
そう言われてみると、普段の生活で「淋しい」という字をあまり目にすることないなーと思いませんか?
では「淋しい」はどこでどんな時に使用されているのでしょうか?
公用文書ではない歌詞や小説に使われています。これから注目してみて下さいね(*´∇`*)
さびしいとさみしいの差は?
次は読み方についてです!
さびしい・さみしいはどのような時に使い分けるのでしょうか?
寂しい・淋しいともに「さみしい/さびしい」と両方読みます!
<さびしい> 大きく分けると2つの意味があります!
・感情的な意味→心に隙間があってそれが満たされない気持ち
・客観的な意味→物音や人の気配がなくひっそりとした状況
感情的な意味だと人間の気持ちの問題です。
例えば、「恋人に会えなくてさびしい」というように使います。
客観的な意味だと、人の感情ではなくても使えます。
例えば、「さびしい街並み」「品揃えがさびしい」というように使います。
ちなみに、さみしいだと対象がいて、誰かに対して言っている感じがします。
感情的な意味ですね!
それに対してさびしいだと、感情的ではなく事実を言っている感じがしますね。
ですから、恋人にさびしい気持ちを伝える時は「さみしいよ」の方が感情的な意味が伝わりますね(*´꒳`*)
どんな時にさびしい・さみしいを使うのか、なんとなくイメージできたでしょうか?
感情的に伝えたい時は正直にさみしいと相手に伝えて下さいね(^^)
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