さんずいの意味とは?右に漢字(光・夕・晃・奏・斬・歩・函)がつく読み方一覧も!さんずいってどんな意味があるのか知ってますか?今回は、さんずいについて徹底調査いたしました。また、さんずいの右側に漢字(光・夕・晃・奏・斬・歩・函)がつく読み方、画数、意味、成り立ち等ついても併せて解説します!
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さんずいの意味とは?さんずいってどの部分?どんな意味があるの?
「氵(さんずい)」は漢字の部首の一種で、「水」が偏(へん)になる時の形です。
偏とは左右に組み合わせてできている漢字の左側の部分のことです。この「氵(さんずい)」という部首は象形文字から成り立っているんですよ。
象形文字とは物の形を形どって表した文字です。
「流れる水」の形から、「みず」を意味する「氵」という漢字が成り立ったのです。
分かりやすいですね(=v=)
「氵(さんずい)」は水や液体に関する字につきます。
例えば、水に関する「池、湖、海」、水の状態を表す「液、溶」、水を伴う動作に関する「浴、注、泳」等です。
「氵(さんずい)」のつく漢字で、よく調べられている「光・夕・晃・奏・斬・歩・函」の漢字の読み方・画数・意味・成り立ち等とは
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
「洸」
読み方 | (音読み)コウ[1] [2]
(訓読み)ほの(か) |
---|---|
画数 | 9画 |
意味 | [1] 水が広がるさま。水が広く深いさま。
[2] 勇ましいさま。堂々としたさま。 [2] ほのか。かすか。はっきりしないさま。 ※[番号]はそれぞれに対応 |
会意兼形声文字です。
氵(水)+光
「流れる水」の形と「人の頭上に光る火」の形=「光」から、「水が光る」を意味する「洸」という漢字が成り立ちました。
使用例としては、
洸洋(こうよう):水が深くて広いさま。または知識・知恵が深く広い様子。
があります。
「滉」
読み方 | (音読み)コウ
(訓読み)ひろ(い) |
---|---|
画数 | 13画 |
意味 | ひろい。海や川などで、水が深く広いさま。 |
会意兼形声文字です。
氵(水)+晃
「流れる水」の形と「太陽の形(「日、太陽」の意味)と燃え立つ炎の形と人の形」(「人 の頭上に光る火」の意味ですが、ここでは、「深く広い様子をそれらしく表した象形文字」)から、「水の深くて広いさま」を表す「滉」という漢字が成り立ちました。
「汐」
読み方 | ひろい。海や川などで、水が深く広いさま。 |
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画数 | 6画 |
意味 | しお。うしお。ひきしお。夕方に起きる干潮。 |
会意兼形声文字です。
氵(水)+夕
「水」を表す「氵(さんずい)」と「日暮れ」を表す「夕」を組み合わせて「夕べの海の満ち引き」を表しています。
「湊」
読み方 | (音読み)ソウ
(訓読み)あつ(まる)、みなと |
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画数 | 12画 |
意味 | 集まる。集める。人や物が集まる。港。船着き場。船の集まるところ。 |
会意兼形声文字です。
氵(水)+奏。
「流れる水」の形と「裂いた獣の形と両手の形」(「両手を寄せて物をおしすすめる」の意味)から、水が寄ってくる所、「みなと(舟着き場)」を意味する「湊」という漢字が成り立ちました。
「渉」
読み方 | (音読み)ショウ
(訓読み)わた(る)、かか(わる) |
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画数 | 11画 |
意味 | かかわる。関係する。あずかる。わたる。川を歩いて渡る。水中を歩いて渡る。わたる。歩き回る。各方面で広く見聞する。研究する。 |
会意文字です。
氵(水)+歩。
「流れる水」の象形と「左右の足跡」の象形です。
これから、「水の中を歩く」、「渡る」を意味する「渉」という漢字が成り立ちました。
昔は川に橋がかかっておらず、歩いて渡っていたの、この文字が使われる場面が多かったでしょうね。
ちなみに「渡」は会意兼形声文字です。
氵(水)+度
「流れる水」の象形と敷物の席(むしろ)を手で広げる形(又)で端から端まで敷きわたすという意味があり、そこから「水をわたる」を意味する「渡」という漢字が成り立ったという説があります。また、「度」は基準を意味するので、渡=基準のように一歩一歩川をわたる、という漢字が成り立ったという説もあります。
使用例としては、
渉外(しょうがい):1 外部と連絡・交渉すること。「渉外係」
2 ある法律事項が、国内だけでなく外国にも関係すること。
があります。
「涵」
読み方 | (音読み)カン
(訓読み)い(れる)、うるお(す)、ひた(す) |
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画数 | 11画 |
意味 | ひたす。漬ける。水にひたす。水でおおう。いれる。取り入れる。取り上げる。用いる。 |
形声文字です。
使用例としては、
「鑑定力を涵養する」
涵養(かんよう):水が自然にしみこむように、少しずつ養い育てること。
があります。
「漸」
読み方 | (音読み)ゼン [1] 、ザン [3]、セン [1] [2]
(訓読み)すす(む)、やや 、ようや(く) |
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画数 | 14画 |
意味 | [1] ようやく。次第に。だんだんと。
[1] すすむ。じわじわ進む。少しずつ進む。 [1] ものごとのおこるきざし。おこり。はじめ。 [1] 易(エキ)の六十四卦の一つ。 [1] 中国を流れる川の名「漸水(ぜんすい)」のこと。今の浙江(せっこう)。 [2] ひたす。しみる。しみこむ。うるおす。 [2] 川が注ぐ。海に流れ込む。 [3] 山が高く険しいさま。 ※[番号]は意味のそれぞれに対応 |
会意兼形声文字です。
氵(水)+斬語源は「漸」という字が「さんずい」に「斬る」という漢字から出来ているように、「水を流れを斬って導き通すこと」といった意味にあります。
水を斬ることはなかなか出来ませんよね。
そこから「次第に」といった意味に転じました。
「しばらく」と読み間違えやすいですが、こちらは「ようや(く)」と読みます。
「しばらく」は「暫く」と書きます。
ちなみに「やっと」という言葉も漢字で「漸と」と書きますよ。
使用例としては、
「収益が漸減する」
漸減(ぜんげん):しだいに減ること。
があります。
さんずいのつく漢字はどうだったでしょうか?
漢字も意味を考えると、他の色々な難しい漢字も読めそうな気がしますね!
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