ボケナスの意味とは?英語表記や類語・語源を調査!おたんこなすとの違いは何?ボケナスって人を罵る時に使う言葉だと思うのですが、ナスを使う意味って何なのでしょうか?同じナスでおたんこなすという言葉もありますが、その違いも気になります。ちなみに英語表記、類語及び語源も一緒に調べてみました。
3484
3190
ボケナスってどういう意味?
- 外皮の色つや褪せたナス。
- ぼんやりした人のことを罵って使う言葉。
つまり、食べるのに適していないナスのことを意味しているようです。しかし、ナスというのはとても優秀な野菜で放っておけばいくつでも成るし、収穫後はすぐに次の花を咲かせ実がなる。
収穫時期も色で判断できるので分かりやすいし、虫もそれほどつかない。
そんな優秀な野菜がボケナスという罵り言葉に使われるようになった由来について説明していきます。
ナスはあまりにいい環境で育てると実をつけなくなるそうです。それを「ボケナス」と言います。
育ちがいいと実をつけないということをどう解釈すればいいのかというと、植物にとって「実をつける」というのは自分の子孫を残すための唯一の手段です。環境が良すぎて自分の命に余裕があるならば焦って実をつける必要がないというわけです。
それを人間に例えると、温室の中のような環境で何の不自由もなく育てられた良いところの子供ということになります。それから、一人じゃ何もできない人のことをボケナスと呼ぶようになりました。
そしてそれが更に転用され、広くとぼけた人を指す言葉としてボケナスが使われるようになりました。
じゃあ、おたんこなすとの違いは?
ナスを使う罵り言葉には「ボケナス」のほかに「おたんこなす」という言葉がありますが、その違いは使い方と由来です。
- まぬけ
- とんま
- おたんちん
おたんちんってなに?と思われた方もいるでしょう。
その語源は「おたん珍」、短珍棒(たんちんぼう)という言葉からきております。簡単に言ってしまえば、男性の生殖器が短いという意味で使われていました。
たんちんぼうがおたんちんとなり、男性自身が小さいことを小ナスに例えられたそうです。ここから「おたんこなす」という言葉ができました。
ボケナスを英語で言うと??
次は、ボケナスって英語でなんて言うのかを紹介していきます。
- faded
- dull-clored eggplant
- halfwit
- slow-witted
- abstracted person
最初の二つは食べるのに適していないナスを意味するボケナスになり、最後の3つは人を馬鹿にするのろま、やとぼけた人を意味する人を馬鹿にするときに使う英語になります。
ボケナスの類語に、「たわけ者」「大馬鹿野郎」「のろま」「ばかたれ」などがあります、そしてすべてが人を罵る言葉でした。
たわけ者、ばかたれは英語で「idiot」、大馬鹿野郎、のろまは「stupid」と表記します。両方に多様な意味でどっちの表現として使っても間違えではないでしょう。
のろまに関しては、ただ単に「slow」という単語でも通じます。
3484
3190