カランド(calando)の意味とは?音楽用語としての使い方を調査!普段馴染みのないカランド(caland)っていったい何?イタリアでに日常的に使われるこの単語は音楽用語なの?意味や使い方を調べてみました!
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カランド(caland)の意味は?音楽用語としての使い方は?
普段日本ではあまりなじみのないカランド(caland)という言葉。
実はイタリア語なんです!
イタリアでは「低下、緩和」などの意味で日常的に使われるカランド(caland)。
- 株価がカランド(caland)した
- 視力がカランド(caland)しちゃった
こんな感じで使われます♪
では、音楽用語としてのカランド(caland)は、というと…?
「しだいに弱く」、「しだいにゆっくり」あるいは「上から下に下がる」、「減少する」という意味があります。
冒頭の株価や視力に当てはめるとイメージしやすいですね(^o^)
また、カランド(caland)は音楽の世界では部分的な速度の変化を表す標語としての意味があります。
標語とはある集団の行動や判断における基準のことですね(‘ω’)ノ
つまり「しだいに弱く」、「しだいにゆっくり」等の表現はカランド(caland)で表しましょうね!ということです(^O^)
カランド(caland)の使い方は?
音楽の世界も明るく楽しいだけではなく、時として悲しみや絶望を表現することがあります。
カランド(caland)には「上から下に下がる」、「減少する」といった意味が含まれていますよね。
例えば…
真っ赤な太陽が水平線にゆっくりと静かに沈んでいく・・・
あの様子こそカランド(caland)なのです!
カランド(caland)は「音量と速度を減らす」と捉えられていますが、大切なのは演奏者の心情なのです!
大自然の雄大な水平線に大きく真っ赤な太陽が沈みます。
ここには消えるものに対する愛情が芽生え、言葉では言い尽くせない感動が生まれます。
これを音楽で表現するために
「しだいに音量とテンポを落としていく」
カランド(caland)を使うのです!
これから音楽を聴くときはカランド(caland)に注目して聴くといっそう曲の深さが伝わってきそうですね(#^^#)
音楽の「発想記号」って何?
楽譜には音符だけでは伝えきれない、音の強弱や速度を表す記号とは別の表現方法を表す記号として発想記号というものがあります。
具体的な演奏法を示すものというよりは、作曲者の意図や演奏時の心づもりや考え方を示すものです。
カランドcalandも発想記号の一つですが、他にもたくさんありますよ!
例えば…
- Conanima コンアニマ ⇒ 生き生きと
- Cantabile カンタービレ ⇒ 歌うように、表情豊かに
- Grandioso グランディオーソ ⇒ 壮大に
などですね。
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作曲者の想いを知ることで、より一層曲への深さや
素晴らしさを知ることができそうですね(^O^)
音楽記号って商品名に使われやすい?
音楽記号は商品名などに利用されることが多いですよね♪
カランドも例外ではありませんよ!
大分県のとある酒造さんになんとカランド(caland)を冠した商品がありました。
リキュールになるんですが、なんでも果実本来の香りと甘みをそのままにし、苦みのみをおさえる方法で絞った天然果汁を使用とのこと♪
苦みが「和らいでいく」という意味につながるんですね。
まさにカランド(caland)‼ですね!(^^)♪
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