老婆心とは?男だと老爺心?由来や類語・使い方を超丁寧に解説!「老婆心ながら…」と前置きに使われる老婆心。老婆心の意味って?老婆心の由来(語源)は何?老婆心は男だと老爺心になるの?老婆心の類語はあるの?老婆心は目上の人には使えない!?老婆心の使い方を例文で超丁寧に解説します!
老婆心とは?由来は?
年長者の方が「老婆心ながら…」と使っているのを耳にしたことはありませんか?
なかなか、意味が分からないとは言いにくいですよね(-。-;)
今日は、ことわざの「老婆心」について解説していきましょう(o^∇^o)ノ
必要以上に世話を焼こうとする気持ちのこと。
まず、老婆心の読み方は「ろうばしん」です。
「ろうばごころ」ではありません(-。-;)
老婆心とは、不必要なまでに気を使ったり、心配したりする親切心のことになります。
時々、上司などが「老婆心ながら…」と言うことがありますが、これは余計かもしれないアドバイスをするときに「お節介だとわかっているんだけど…」とへりくだった表現で前置きしているのです。
老婆心の由来(語源)は、年を取った女性が度を越してあれこれと気を遣う様子です。
「老婆心」は、ガミガミ口うるさく注意するのではなく、相手が心配で「言ってあげなきゃ」と思う気持ちのことなのですねΣ(・ω・ノ)ノ
老婆心は男だと老爺心?
老婆は女性のことなので「老婆心」。
お爺さんなら「老爺心」なのでしょうか?
実は老婆心は、お婆さんの「婆」の漢字が入っていますが、男性も「老婆心ながら…」を使うことができます。
「老爺心」という言葉はありませんw( ̄o ̄)w!!
老婆心の類語は?
ここでは、「必要以上に世話を焼こうとする気持ち」という意味の老婆心の類語を紹介しましょう(o^∇^o)ノ
面倒見がよい、気づかい、懸念、
心配、親心、口出し、親切心、
思いやり、配慮、心配り、厚意、
人間味、おせっかい、善意、など
老婆心の使い方を超丁寧に解説!
「老婆心ながら…」は、「余計なお世話だと思うんだけど…」「色々と心配しすぎかもしれないんだけど…」というへりくだった表現でしたね。
助言や忠告をするときに、ワンクッションを入れるための言葉です。
注意点としては「老婆心ながら…」は、目上の人に対しては失礼にあたるので使えません。
「自分の長年の経験を元に、お節介ですが伝えます」というニュアンスなので、目下の人に意見する場合に謙遜して使う表現なのです。
目上の人に進言したい場合は、「僭越ながら…」「お言葉ですが…」「失礼ですが…」などの違う言い方をしましょう!
それでは、老婆心の使い方を例文で超丁寧に解説していきます(^▽^)/
「老婆心ながら一言言わせていただきます」
「彼女は今後仕事を続けていけるのか、老婆心ながら心配です」
「老婆心ながら忠告すると、その計画では間に合わなくなる可能性がある」
「もう少し周囲のことを考えた方がよいかと、老婆心ながら思いました」
「老婆心ながら申し上げますと、夜も遅いですし早めに帰った方がいいですよ」
「部長があなたにあれこれというのは、老婆心からなんだよ」
老婆心について、いかがでしたか?
年長者のアドバイスは、素直に聞き入れましょう(*´∇`*)
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