定量的の意味とは?化学/ビジネス/評価との関係は?対義語や英語表記も!ちょっと難しい言葉、定量的の意味とは?化学/ビジネス/評価との関係は?定量的の対義語は定性的?この二つの具体的な違い、知っていましたか?定量的の英語表記や使い方と合わせて詳しく調査してみました!
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定量的の意味とは?対義語や英語表記は?
定量的の意味とは?
物事の変動を数字や数量で表すこと。
主に化学やビジネスで用いられる言葉です。
英語ではQuantitativeと言います。
会社の売上変動をデータやグラフなどの数値で表すことがありますよね。
定量的に変動を捉えるための代表的なシステムとも言えます。
定量的な表現の例としては
- 今日一日で30%進めておかないと間に合わない
- 半年で売り上げを2倍に増やす
- 2か月で体重を4キロ減らしたい
- 次の国語のテストでは95点を目指す
このように具体的な数字を使って表します。
定量的の対義語は?
定量的の対義語は定性的です。
数字では表せられない抽象的な変化に着目して表現することを言います。
数字には変換できない気持ちの変化や状況を伝えることも定性的な表現と言えます。
英語ではQualitativeと言います。
先ほどの例文を定性的な表現に言い換えると
- 出来るところまで進めておかないと間に合わない
- 半年以内に今よりも売り上げを伸ばす
- 2か月後にはこの服が着られるようになりたい
- 次の国語のテストはもっと良い点を取る
このようになります。
化学/ビジネス/評価と定量的の関係は?
化学と定量的の関係は?
定量的はもともと化学の分野でよく使われている言葉でした。
「定量的研究」「定性的研究」という言葉もあります。
連続して行う研究のように、膨大なデータをまとめたい時などには定量的な表現がよく使われます。
- 1モル/リットルの○○100ccに1モル/リットルの○○を□ccずつ加え続けた結果、□ccで中和反応が起きた。
- Aの実験に比べBの実験は成功率が60%上昇した。
もちろん、定性的な表現も用いられます。
液体Aに液体Bを加えることで、化学反応が起こり色が変化した。
観察の結果、AとBには○○の違いがあることがわかった。
レポートで言えば、実験結果の数値は定量的、なぜそうなったかを表す文章は定性的と言えます。
ビジネスと定量的の関係は?
ビジネスシーンでも定量的という言葉は使われます。
例えば、「現状を定量的に説明してほしい」。
上司からそのように言われた場合は、現状を数字に置き換えて説明します。
今月の○○の売り上げは先月と比べて800万円伸びています。
具体的な数字を使った、定量的な説明です。
さらに「定性的な説明も加えてほしい」と言われた場合、以下のように付け加えます。
SNSでの情報拡散を試みた結果、口コミで広がり○○の売り上げが先月より800万伸びました。
より内容が深い説明になりました。
定量的な説明のみの場合、具体的な数字で表せられるためわかりやすいかもしれません。
しかし、「なぜそうなったか」まではわかりませんよね。
逆に定性的な説明だけだと、具体的にどのくらい変化があったかが伝わりにくいです。
上記のようにどちらも織り交ぜて説明することが必要な場面がビジネスシーンでは多く見られます。
ほかにも定量的な表現をよく使うのが、アンケートやインタビューです。
- 「はい・いいえ」や「4つの中から1つ選ぶ」など、数値化したデータにしやすい設問→定量的
- 質問や意見、理由などの記述式設問→定性的
必ずしも定量的・定性的とはっきり分かれるのではなく、組み合わせながらアンケートは作られています。
評価と定量的の関係は?
物事や成果を評価する時に使うのが「定量的評価」「定性的評価」です。
定量的評価は、具体的な数字を見て行う評価のことです。
逆に定性的評価は、数値化できない部分を見る評価です。
新規の契約を3件増やした。
売り上げを20%伸ばした。
イベントの集客数を昨年の1.6倍にした。
などのように、数字で相手を評価します。
例えば売り上げを伸ばした分だけボーナスをアップする場合、具体的な数字があると評価もしやすいです。
ビジネスシーンではよく見られる評価方法ではないでしょうか。
商談相手への伝え方を工夫したことで、契約先を増やすことができた。
些細なことでも互いに話し合い、商品改良を行った。
慣れない仕事にも積極的に取り組んだ。
定性的評価は数値化できない・目に見えない部分について着目します。
特に仕事を始めたばかりの新入社員は、営業成績のように数字で評価することができません。
しかし定性的評価なら、積極性や工夫力などを見て評価できます。
定量的評価と定性的評価、どちらも大切ですね。
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