コーダ(coda)の音楽記号の意味とは?発祥はイタリア語・スペイン語どっち?音楽記号「コーダ(coda)」の意味をご存じですか?楽譜のどんな時に出てくるのか、発症はイタリア語とスペイン語どっちなのでしょうか?今日は音楽記号「コーダ(coda)」について分かりやすく解説しますよ!
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コーダ(coda)の音楽記号はどんなことを意味している?
コーダ(coda)とは、「結尾」つまり楽曲の曲結部分(エンディング)に向かうことを意味しています。コーダ(coda)の優先順位は一番低く、すべての記号を演奏し終えてからこの記号に飛びます。
ちなみにこんなマークです!
トゥ・コーダ(to coda)とセットになっている場合もあり、先にトゥ・コーダの記号、続いてコーダの記号があったら「トゥ・コーダからコーダに飛ぶ」という意味になります。
通常、ダルセーニョ(D.S.)またはダカーボ(D.C.)で反復しているときにコーダ記号があったら、それ以降にあるコーダ記号に飛ぶことを意味しています。
コーダ(coda)は反復記号と呼ばれ、いくつかの記号とともにセットで使われています。反復記号とは演奏順序を表すときに用います。
一緒に使われる記号は、リピート、セーニョとダルセーニョ(D.S.)、ダカーボ(D.C.)、フィーネ(Fine)などがあります。
それぞれの意味もわかると楽譜がスムーズに読めるので、一緒に紹介します!
●リピート | 基本的に対になっている記号です。譜面ではよくつかわれる繰り返し記号になります。 |
●セーニョとダルセーニョ(D.S.) | ダルセーニョ(D.S.)は「記号のところから」という意味があります。楽譜では最初にセーニョマークが出てきますが、それは無視しダルセーニョ(D.S.)が出てきたらセーニョマークに戻り、再度そこから演奏することを意味しています。ダルセーニョ(D.S.)の出てくる譜面では通常コーダ(coda)とともに使われます。 |
●ダカーボ(D.C.) | 「最初に戻る」という意味になります。ダカーボ(D.C.)が出てきたら1小節目に戻ります。 |
●フィーネ(Fine) | 終了記号です。ダルセーニョ(D.S.)またはダカーボ(D.C.)で戻ったあとここで終わります。 |
●ダカーボ・アル・コーダ(D.C. al Coda) | 「曲頭に戻った後は、コーダに進んで終わってください」の意味です。 |
●ダルセーニョ・アル・コーダ(D.S. al Coda) | 「ダルセーニョに戻った後は、コーダで終わって下さい」の意味です。 |
楽譜には、記号がたった一つではなく、様々な記号がありますがセットになっているものも多いので一緒に覚えちゃいましょう(*^_^*)
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コーダ(coda)の発祥はイタリア語?スペイン語?
コーダの発祥はイタリアだと言われています。
元来は「尾」や「しっぽ」を意味する語です。もともとはラテン語のcaudaに由来しています。
コーダ(coda)はヴィーデ(vide)と同じ意味として使われることもあります。コーダ(coda)のほうがポピュラー音楽でよく使われます。
ヴィーデ(vide)は「見よ」と意味します。
コーダマークをヴィーデと読むこともあります。もともとは先にヴィーデマークがあったら、もう一つを探してそちらを「見よ」と言う意味がありました。
コーダとヴィーデはもともとは全く別の概念を持った記号でした。今では記号が同じなので使い方はコーダ(coda)と同じように使います。
ちなみに「vide」はvideoの語源になった言葉です。
わたしは楽譜が読めないので音楽の授業が苦手だったんですが、こうやって調べてみるとあまり難しくないなあと感じました(^^♪
今からでも何かやってみようかな、なんて思ったり♪いろいろ覚えられると苦手なものも興味がわいてきますね☆
コーダは「結尾に飛ぶ」っていう意味があるんだね!
いろいろな記号をもっと知りたいわん!
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