明鏡止水の意味とは?類語や読み方は?使い方を例文で超わかりやすく解説!四字熟語は学生の頃、必死で暗記したのを思い出しますが、明鏡止水という言葉の意味をご存知ですか?意味は?類語や読み方は??という疑問を持つ方に必見!使い方や例文を超(←重要)わかりやすく解説いたしましょう!
明鏡止水の意味とは?
皆さんは好きな四字熟語ってありますか?
私は小学生の頃は一石二鳥が好きでした(笑)
今は一期一会や大器晩成が好きですね(´艸`*)
皆さんの頭の中に好きな四字熟語が浮かんだところで、明鏡止水という四字熟語について解説いたしますので、頭の中を切り替えていきますよ~(^^)/
- 心にわだかまりがなくもなく、やすらかに落ち着いていること
短気な私には必要なことですよね(-_-;)
ついカッとなるので、これからは明鏡止水の言葉を胸に刻もうかしら?(笑)
明鏡止水の由来
明鏡止水の由来を調べるには『荘子』の徳充符篇を見ていきましょう。
荘子の一説にこういう言葉があります。
- 人は流水に鑑みること莫くして、止水に鑑みる。唯止まるもののみ能く衆衆の止まらんとするものを止む
【訳】
人は流れる水を鏡として使わず、止まっている水を鏡とする。ただ不動の者だけが、安らぎの心を求めるものにそれを与えることができる。
上記が止水の由来になります。
止水のように心穏やかに落ち着いた人は周りも穏やかにすることができるということですね。
そうすると、その人に自然とたくさんの人々が集まってくるということ(^◇^)
次に荘子による明鏡の由来を見てみましょう。
- 鑑明らかなれば則ち塵垢止まらず、止まれば則ち明らかならざるなり。久しく賢人とおれば、すなわち過ちなし。
【訳】
鏡に曇りがないのは塵がつかないからであり、塵がつくと鏡が曇る。長く立派な人といると、曇りは消える。
曇りがないということはとても澄んだ心ですよね。
人には偏見や妬み、卑しい心があります。
そういう、人にあるような汚い心も明鏡のように曇りや塵がない人の傍にいれば、いつかは曇りが消え、澄んだ心の持ち主になれるということですね(^◇^)
明鏡止水の類語や読み方は?
では明鏡止水の類語をご紹介いたしましょう。
【類語1】
◎虚心坦懐
きょしんたんかい
【類語2】
◎虚心平気
きょしんへいき
- 虚心坦懐の意味は『心にわだかまりがなく、素直でさっぱりした気持ち』
- 虚心平気の意味は『疑念や不満などをなくし、心を穏やかにすること』
どちらも明鏡止水と意味が一緒ですよね☆
明鏡止水/使い方を例文で超わかりやすく解説
使い方はどうすれば?って思いますよね。
日常的に使うことができるのでしょうか?
例文は下記のとおり。
- 新元号を明鏡止水の心境で聞くことができた。
- 明鏡止水の心があればいじめなんて起きないのに。
- 余命わずかだと聞かされたが、かえって明鏡止水の気持ちで生きることができる。
- 彼女はいつも明鏡止水の気持ちでいる。
- なんて素敵な景色なんだ。疑心暗鬼だった心が、明鏡止水に変化したよ。
以上のようになりますね(*^▽^*)
明鏡止水はネガティブな用語ではなく、心が落ち着いていたり、動じたり浮かれたりしないような時に使われます。
気持ちや心境に関して使われる言葉ですね。
ではここで問題です。
先ほどの例文に反対語がありましたが、お気づきになりましたか?
明鏡止水の反対は疑心暗鬼(ぎしんあんき)になります。
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