ご承知おきくださいの意味とは?使い方や類語「ご了承」との違いは何?敬語なの?ご承知おきくださいの意味をご存知ですか?そもそも使ったことがない?なるほど。ではご承知おきくださいの意味・使い方・類語。さらには「ご了承」との違いまで併せてお教えしましょう!そもそも敬語なの?
Contents
ご承知おきくださいの意味とは?
ご承知おきくださいの意味は何でしょう。
そもそも、「承知する」という意味も改めて聞かれると分かりませんよね。
まずその「承知する」から見ていきましょう。
1:相手の依頼などを聞いて引き受けること
2:事情などを知っていること。
3:許さない。勘弁しない。
承知するとは上記の通りですが、「ご承知おきください」の意味に近づいたでしょうか。
①の依頼などを引き受けるのに「おきください」とは何だかおかしいですよね。
③も許さないという意味に対して使用するには可笑しいですし、では2番の意味に近いんでしょうか。
そう「ご承知おきください」は『あらかじめ事情などを知っておいてください』『ご理解ください』という意味です。
ご承知おきください/使い方や類語は何?
あっ、ぬまくん、行っちゃった。いいのかな?
ゴホン。すみません。話を戻しますね(^▽^;)
「ご承知おきください」の意味が分かったら、知りたいのは使い方ですよね。
ご承知おきください/使い方
使い方としては「あらかじめご理解ください」「そのために準備をしておいてください」という意味合いで使用しましょう。
- ご承知おきくださいますよう、宜しくお願い致します。
- 来年度より新制度が導入されますので、ご承知おきください。
- 道路工事が明日より始まりますので、片側通行となりますことをご承知おき願います。
例文は以上ですが、「ご承知おきください」には注意点があります。
目上の人に対して使わない。ということ。
「知っておいてください」という意味になるので、上から目線になるような言葉は使わないようにしましょう。
目上の人に「ご承知ください」と言ったら、不快感を持たれますよ。
印象が最悪のことになりますので、それは避けたいですよね?
ご承知おきください/類語
では、ぬまくんも戻ってきたところで、類語を説明しましょう。
「ご承知おきください」が目上の人に対して使えないのであれば、何か他に言い換えられる言葉がありそうですよね。
ちなみに「承知」の類語は「存知」になりますが、「存知上げる」もおかしいですよね(;´・ω・)
ご承知おきくださいは『お含みおきください』と言い換えられることができます。
「含みおく」とは「心に留めておく」などの意味です。
なので『お含みおきください』は「事情を心に留めておいてください」という意味になります。
お願いをする時に使うような言葉になりますね。
しかし、目上の人には「ください」よりももっと丁寧に
・「お含みおきくださいますようお願い申し上げます。」
・「お含みおきくださると幸いです」と使うといいですね(´艸`*)
ご承知おきください/「ご了承」との違いは何?
上記の類語の続きになりますが、ご了承でもいいのでは?って思いませんか。
違いは何でしょうか?
了承とは『相手の申し出などを納得し、聞き入れること』になります。
「ご了承願います」というと、「納得して、自分の申し出を聞き入れて下さい。」という意味になりますので、「ご承知おきください」とは違いますよね。
- 「ご承知おきください」は「相手の心に留めておいてほしい・あらかじめ理解してほしい」という意味で使う。
- 「ご了承ください」は「相手に納得・了解してほしい」という時に使う。
ご承知おきください/敬語なの?
そうですよね。それも気になります!敬語になるのでしょうか。
ずばり!
「ご承知おきください」「ご了承ください」は尊敬語になります。
「ください」は丁寧語になるにゃん。そういうわけで、ご理解いただけましたかにゃ?途中いなかったけどにゃん。
18967
18969