アングラの意味とは?ネット用語?ラップ/音楽/演劇との関係や英語も!アングラってよく聞きますよね。でも、そもそもどんな意味なのでしょうか?ネット用語?でもラップや音楽、演劇なんかでも使っていたりしますよね?そんなアングラの関係性について調べ、意味や英語表記について解説していきます。
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アングラの意味とは?ネット用語なの?
アングラは、アンダーグラウンドの略称で、英語表記では、『under ground』と書きます。英単語としての意味は、『地下』を意味します。
文化としては『一九六〇年代に起こった、商業性を無視した前衛的・実験的な芸術運動。』『商業性を無視し、独自の主張をする前衛的で実験的な芸術。または、その作品。(「アングラ・ミュージック」や「アングラ映画」など)』『非合法、または非公式であること』を意味しています。
ネット用語なの?
アングラはネット用語としても使われています。
例えば、『アングラ系サイト』といったサイトがあり、危ない内容(性的、暴力的、流血)であったり、荒らしの溜まり場であったり、ウイルス感染が疑われるサイトのことを意味します。
ネット犯罪と関連しているサイトもあるので要注意です。また、そのようなサイトを見かけた場合は迅速な対処をおススメします。(個人情報を盗られたり、ウイルスを仕込まれたりする)
アングラと「ラップ/音楽/演劇」との関係性は?
調べて見ると、アングラにはネット用語以外にも色んな関係性はあるようです。何例か紹介していきます。
ラップとの関係が?
ラップでは、『アングラヒップホップ(UNDERGROUND HIPHOP)』と呼ばれています。
人によって解釈が変わるかもしれませんが、アングラヒップホップは基本的に『有名じゃない』『メジャーでない』『マニアしか知らない』『王道から外れている』(これらは人物、物、曲に当てはまる)といった意味を持っています。
対義語として、『オーバーグラウンドヒップホップ』があり、メジャーな曲を指す言葉として使われています。
音楽との関係が?
音楽では、『アンダーグラウンドミュージック(UNDERGROUND MUSIC)』と呼ばれ、一般には、サブカルチャー(ある社会で支配的な文化の中で異なった行動をし、独自の信条を持つ人々の独特な文化)的な曲を指して使われています。
本来の意味は、『メジャーでない音楽』『表舞台に立っていない音楽(ストリートミュージック等)』を意味しています。
アンダーグラウンドミュージックは決して『偏った音楽』や『下手な音楽』を指す言葉ではないので、勘違いしないように注意して使用することが必要です。
演劇との関係が?
演劇では、『アングラ演劇』と呼ばれ、1960年代中期から1970年代にかけて日本で活発に起きた舞台表現(主に演劇)の潮流のことを指します。
今日では、ごく普通の演劇用語として通用しているアングラ演劇という用語は、当時は蔑称でしたが、当事者たちの巨大な成果達成によって現代の形に見直されます。
運動の根底には反体制主義や反商業主義の思想があり、1960年代の学生運動や市民運動の思想とも通底するものがあります。
それまでの商業演劇や新劇とは一線を画して実験的な舞台表現で独特な世界を創り上げ(見世物小屋的要素を取り込み、それまでの近代演劇が低俗として退けた土俗的でスペクタルなものを復権させて独特の世界を作り上げた)、その後の日本演劇に大きな影響を与えます。
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