概略・概要・概況の意味や違い(使い分け)とは?使い方や例文も調査!概略・概要・概況どれも似たような言葉だけど意味や違い(使い分け)はどうするの?概略・概要・概況の使い方や例文を調査!概略・概要・概況を使い分けたいという方はぜひこの記事をご覧になり勉強してみてください!
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概略や概要や概況の意味や違い(使い分け)とは?
概略や概要や概況はどれも日常生活でよく出てくる言葉ですね。
新聞や商品の説明書などで度々でてきますね!
しかし皆さんそれぞれの言葉の意味や使い分けを教えてくれと言われたら、答えられるでしょうか?
まず『概略』と『概要』と『概況』のそれぞれの言葉の意味をご紹介します♪
細部を略したあらまし。
(要点をかいつまんだ)あらまし。大要。
大体の状況。
いかがでしょうか?それぞれの言葉の意味だけを比べるとどれも同じ意味の言葉に思えますね~
どれも『概』の文字が頭につくという共通点があるのでそれもそのはずですね!(二文字しかない言葉だし)
違いを分析するためには、『概』に続く漢字が何なのかに着目する必要があります。
「概要」と「概略」ですが、まず「略(りゃく)」と「要(かなめ)」では全く意味が違います。
「略」は「はぶく」「おおよそ」という意味ですので、「概略」は「おおよそ」の内容をまとめるために不要な部分を省いてまとめたものという意味です。
「要」は「かなめ」「大事な部分」という意味ですので、「概要」は要となる大事な部分に絞ってまとめたものという意味です。
こう書くと何となく意味の違いは分かると思うのですが、概略は要点をまとめるために不要な部分を省くのに対し、概要は要となる部分に絞ってまとめていった結果、結果的に不要な部分が省かれていったというニュアンスになります。
とまあ「概要」と「概略」の違いを述べてきましたが、ほぼ同じ意味だと思って差し支えありません。
日常生活で使い分けが必要な機会が訪れることはほとんどないでしょう。
概況との違い
概要と概略が何を示しているかはもう説明した通り、内容の大筋のことですね。
これに対し「概況」は状況の「況」という字が使われていますので、状況を説明するニュアンスも含まれます!
つまり大筋ではなくだいたいの物事の流れを指し示す際に使われる言葉が「概況」だとなります。
概略や概要や概況の使い方や例文を調査!
それぞれの言葉を説明してきましたが、言葉の説明だけでは分かりづらい点もあるかと思いますので、例文を作成しましたので使い方を学習していきましょう。
概要の例文
- 本年度の事業計画の概要を示す
- 小説は概要を読んでから実際に購入するか決める
概要は英語で言い換えれば「レビュー」となります。
ネットショッピングなど様々な場面で「レビュー」は使われていますね!
概略の例文
- 事件の概略を説明する
- 概略以下の通り
刑事ドラマなんかで刑事が上司に事件内容を説明するときに、よく概略が使われている気がします。
概況の例文
- 業務の概況
- 気象概況
『○○の状況』と言い換えることもできますね(*´ω`)
概要と要旨との違いは?
さて、トピックとは少し異なりますが、要旨という言葉も使われますが、概要との違いはどうなるのか気になったので調べてみました!
結論からいうと『説明の長さが違う』ということです。
要旨の場合、「内容のあらましや要点を短くとらえてまとめたもの」という意味合いですので、短く行う必要があります。
これに対し、概要は短さはたいして意識していません。