おこがましいの意味とは?漢字が超ムズい!恐れ多いとの違いや使い方・類語も!おこがましいの意味や類語は?おこがましいの漢字は三種類あって超ムズい!?おこがましいのビジネスでの使い方を紹介!おこがましいと恐れ多いの違いはあるの?おこがましいについておこがましくも解説致します!
おこがましいの意味と類語は?
「おこがましい」という言葉を使ったことがありますか?
主にビジネスシーンでよく耳にしますね(゚ー^*)
実は、「おこがましい」は、目上の人に対して失礼のないように意見やお願いをするときに便利な言葉なんです!
「おこがましい」を使って相手に敬意を払いつつ、一言断りを入れることができたら、なんとなくできる人っぽくなりますよd(^^*)♪
今日は、「おこがましい」の使い方をおこがましくも解説していきます!
①身の程をわきまえない。
分不相応である。差し出がましい。
②全くばかばかしい。みっともない。
本来は、②の「いかにもばかげている」という意味でしたが、転じて、今では主に①の「出過ぎていて生意気だ」の意味で用いられています。
失礼、厚顔、生意気、小賢しい、
小生意気、僭越、無礼、小癪、不躾、
差し出がましい、ずうずうしい、など
おこがましいってひらがなでしか書いたことがないですが、漢字はあるんでしょうか…?
次の項目で解説します♪(゚▽^*)ノ⌒
おこがましいの漢字が超ムズい!
「おこがましい」の漢字は、なんと三種類もあるんです(^▽^;)
①烏滸がましい
「烏滸」という表記の由来は、昔の中国にあります。
後漢時代の中国では、揚子江や黄河の水際(滸)で騒ぐカラス(烏)の様子を「烏滸」と言っていました。
それが転じて、そのように馬鹿騒ぎをする愚かな人達を「烏滸」と呼ぶようになったのです。
日本で昔から使われていた「愚かな」と言う意味の「おこ(をこ)」と、この「烏滸」の意味が似ていたためこの字が当てられました。
②痴がましい
「おこがましい」は元々「をこがましい」と書いていました。
「をこ」と「痴」は両方「愚かな」という意味で使われていたため、「痴」は「をこ」の当て字として使われたのです。
「痴がましい」は、「馬鹿馬鹿しい」という意味にぴったりですね。
③尾籠がましい
「尾籠」は「をこ(おこ)」の当て字で、鎌倉時代以降に多く使われていました。
その後「尾籠」は、「びろう」と読まれるようになり、「汚いもの、便、わいせつな」などを指す言葉になりました。
ちなみに、「をこ(おこ)」は、「馬鹿げている、愚かだ」を意味する言葉として、かなり古くから使われているため語源は不明です。
うーん(;´∀`)
どの漢字も超ムズいので、これまでもこれからもひらがなで書きましょう…(-。-;)
おこがましいの使い方も!
「おこがましい」は、「身の程をわきまえていない」という意味でしたね。
「おこがましい」は、主に自分自身の言葉や行いに対して、へりくだった表現として用います。
つまり、自分を謙遜して、相手を立てる謙譲語というわけです(;´Д`)
ビジネスシーンでの「おこがましいですが…」は、
- 上司にちょっと思い切った提案をしたい!
- 取引先の人に身の程知らずな発言をしたい!
と行動に移す前に、寛容を求めるためのワンクッションとして使いましょう。
自分の立場を理解した上の発言だというニュアンスが相手に伝わりますよ(゚∇^*)♪
では、おこがましいの使い方を例文で見ていきましょう!
「おこがましいお願いをして申し訳ありません」
「おこがましいご提案を致しますと…」
「私がリーダーなんておこがましいですが、一生懸命頑張ります」
「私のようなものが口を挟むのはおこがましいようですが…」
「おこがましいことを重々承知で申し上げます!」
「自分で言うのもおこがましいですが、弊社商品は汎用性が高いのが強みです」
「このような場に招待して頂き、おこがましく感じております」
「おこがましい」とは、「私のようなものがこんなことを言うと生意気なようで気が引けるのですが…」という意味で、前置きに使われる言葉なんですね!
相手に向かって、「おこがましいですよ!」なんて言うことはめったにありません!
しかし、相手の行動があまりにも「身の程をわきまえて」いなければ、注意を促したり、批判したりする意味合いで使うこともあります。
<例文>
「自分のことを棚に上げてそんなことを言うなんて、おこがましいにもほどがある」
「おこがましい発言は控えなさい」
「彼のおこがましさには、私も呆れています」
「あいつはおこがましくも評論家気取りだ」
「先輩にそんな口をきくなんて、おこがましいわ!」
おこがましいを誰かに使う場合、結構強く非難する言葉なので気をつけましょうね(;・∀・)
おこがましいと恐れ多いとの違いは?
「私が口を出すのはおこがましいのですが…」
「恐れ多いことでございますが…」
上の文のように「おこがましい」と「恐れ多い」は、似たような意味で使われますがどのように違うのでしょうか?
調べてみました(人´∀`)
①申し訳なくて頭が上がらない。恐縮だ。
②大変にありがたい。もったいない。
二つを並べながら比べると、違いがよく分かりますよ!
①分不相応である。さしでがましい。
身の程をわきまえない。
②全くばかばかしい。みっともない。
恐れ多いには、「ありがたい」という意味がありますが、おこがましいにはありがたがるニュアンスは含まれていません。
また、恐れ多いという言葉そのものに謙譲の意味合いがあり、使う対象は自分に限られます。
しかし、おこがましいに謙譲の意味合いはありませんので、自分を謙遜する以外にも相手に対して使うことがあります。
恐れ多いの方が丁寧で、謙譲の意味が強いのですね。
おこがましいについて、いかがでしたか?
ちょっと難しいですが、上手に使いこなしましょうね(人´∀`)♪
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