セレナーデの意味とは?音楽用語で発祥は英語?別名は夜曲/小夜曲?セレナーデはどういう意味?セレナードの別名は夜曲/小夜曲?セレナーデは夕べに女性のために歌われる恋の歌!?セレナーデは英語発祥の音楽用語なの?セレナーデの有名な曲はあるの?セレナーデについて簡単に説明します!
セレナーデの意味とは?別名は夜曲/小夜曲?
「セレナーデ」と聞くと、夜の情景が思い浮かびます。
例えば、嵐の夜、星降る夜、ブルーな夜…などのイメージが止まりません!
「セレナーデ」は夕べの曲と言う意味で、夜に女性のために歌われる恋の歌なんです♡
とってもロマンチックですよね♪
今日は、音楽用語の「セレナーデ」について解説していきます!
「夕べの音楽」という意味で、「セレナード」とも言う。
夜曲(やきょく)、小夜曲(さよきょく)。
①夕べに、恋人の部屋の窓下で歌い奏でられる甘く美しい恋愛の歌曲。
②18世紀に始まった、交響曲より小規模な器楽形式の一つで、オペラ風の軽い楽曲。
娯楽的・祝典的な性格の強い、多楽章の器楽合奏曲。
日本では、「セレナーデ」「セレナード」または、「夜曲」「小夜曲」と訳されます。
「セレナーデ」は、夜に恋人の窓辺などで歌い、または奏でられた愛の歌です。
後に演奏会用の歌曲・器楽曲に発達し、オペラのアリアにも取り入れられました。
現在の「セレナーデ」は、音楽ジャンルの一つです。
しかし、一般的な言葉としては、恋人や女性を称えるために演奏される楽曲、あるいはそのような情景のことを指して使われます。
セレナーデは音楽用語で発祥は英語?
日本で「夜曲」「小夜曲」と呼ばれる音楽用語の各言語の言い方は以下のようになっています。
英語:serenade(セレネイド)
ドイツ語:Serenade(セレナーデ)
フランス語:sérénade(セレナード)
イタリア語:serenata(セレナータ)
セレナーデは、ドイツ語が発祥の呼び名ですね。
<セレナーデの歴史>
セレナーデは夕べの音楽の意味ですが、夜に演奏される音楽の歴史は紀元前に遡ります。
古代ギリシアでは、夜に野外で恋人を褒め称えるために歌われる「扉の前で」と呼ばれる音楽ジャンルが存在しました。
元来の「夕べに男性が窓の下で恋人をたたえて歌う」セレナードは、ルネサンス期のヨーロッパ全体に広まった習慣でした。
17~18世紀のバロック時代では、王侯貴族の慶事を祝うためなどに作曲された大規模なカンタータを指すようになりました。
神話や寓意が題材で、簡単な衣装と舞台を伴って、通常は夜に野外で演奏されていたのです。
(この意味ではセレナーデではなく、イタリア語のセレナータが使われます。)
19世紀以降のセレナーデは、複楽章による大規模な合奏曲で、音楽史において最も重要で一般的なセレナーデの種類です。
多くの管弦楽や弦楽・管楽オーケストラのための名曲が誕生しています。
ちなみに、18世紀以前のセレナードは、夜に演奏されるための音楽で、夜をイメージして作曲されたものではありません。
セレナードに静けさや神秘性といった夜のイメージが出てきたのは、文学や絵画、思想界で感性の中に夜がテーマとして発見された19世紀以後です。
セレナーデの有名な曲は?
セレナーデで有名な曲をいくつか紹介します!
- モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525」
- モーツァルトの「セレナード第7番 ニ長調 K.250(ハフナーセレナード)」
- モーツァルトの「ドン・ジョバンニ」
- チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ ハ長調」
- シューベルトの「セレナーデ」
他にも、ドボルジャーク(ドボルザーク)、ビゼー、トセリ、ハイドン、ドリゴ、ブラーガなどの有名作曲家がセレナーデを作曲しているので、ぜひ聴いてみてくださいね♪
セレナーデについて、いかがでしたか?
ピアノやバイオリンで演奏されるセレナーデを生で聴いてみたいですね。
日本でのセレナーデ
日本で、「セレナーデ」や「夜曲」というタイトルの曲はたくさんあるので、一部を紹介します!
- 岡崎律子「セレナーデ」
- UNISON SQUARE GARDEN「セレナーデが止まらない」
- 女王蜂「夜曲」
- 中島みゆき「夜曲」
- 工藤静香「嵐の夜のセレナーデ」
- とんねるず「星降る夜のセレナーデ」
どれも良い曲なので、聴いてみてくださいね♪
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