疑心暗鬼の意味とは?類語や使い方(例文)・語源(由来)をわかりやすく紹介!疑心暗鬼って何?疑心暗鬼の類語はたくさんあります!疑心暗鬼の語源は何?由来について分かりやすく解説します!一度疑い始めると止まらない!?疑心暗鬼の使い方を疑心暗鬼になりそうな例文で紹介します!
疑心暗鬼の意味とは?類語は?
ちょっとしたことがきっかけで怪しいと思うと、普段はなんでもないことでも怖いと感じたり、疑わしく思えたりすることって、ありますよね。
例えば、遠くで友達がこっちをチラチラ見ながら話をしているとき。
悪口を言われていないか疑心暗鬼になっちゃいますね(((;゚Д゚)))
特に追い詰められて一度疑い始めると、疑心暗鬼が止まらないんですよね…
今日は、そんな恐怖の「疑心暗鬼」について、解説します♪
「疑心暗鬼を生ず」の略。
「疑心」は疑う心、「暗鬼」は暗闇の中の亡霊の意味。
妄想にとらわれるほど強く疑うこと。
疑いの心があると、何でもないものまで恐れたり、怪しく見えること。
「物事を疑う気持ちが強いさま」という意味で、
疑い深い、猜疑心が強い、疑い深い、疑念、
邪推、勘ぐる、用心深い、警戒心が強い、
誰も信用しない、懐疑的、取り越し苦労、
被害妄想、考えすぎ、思い過ごし、不信感、
自分以外は信じない、何事も疑ってかかる、
杞憂、簡単に信じない、回り気、案じ過ごし
などが挙げられます。
疑心暗鬼の類語はたくさんありますね(;´Д`)
人は他人を疑ってしまう生き物なのでしょうか…?
疑心暗鬼の語源(由来)は?
疑心暗鬼の「疑心」とは、仏教が由来の言葉です。
「疑心」は、「六根本煩悩」のひとつで、仏教の真理に対して疑いの心を持つことです。
「暗鬼」は、暗闇の中に鬼を見る意味です。
疑心暗鬼は、暗闇と言うだけで疑い、鬼がいるかのように見えるたとえです。
古い中国の書物に、ある男が斧を失くした話があります。
ある男が斧を失くし、隣の息子を怪しいと思いました。
だんだんと、息子のやることなすこと全てが疑わしく見えるようになりました。
ところがある日、近くの谷底から失くした斧が出てきました。
男は、自分が斧を置き忘れていたことを思い出しました。
それからは、隣の息子の言動を怪しく思うことは無くなったのです。
この話に対し、「これが疑心、暗鬼を生ずというものだ」とたとえられました。
そしてこの「疑心暗鬼を生ず」が略されて「疑心暗鬼」という四字熟語になりました。
疑心暗鬼の使い方(例文)は?
疑心暗鬼は、「疑う心があると、何でもないつまらないことまで恐ろしく感じられたり、不安や疑いの気持ちを抱いたりすること」でしたね。
さっそく疑心暗鬼の使い方をみていきましょう!
「良いことばかり続くと、逆に疑心暗鬼に陥る」
「その噂はクラス中を疑心暗鬼にさせた」
「財布が盗まれたことで、皆の疑心暗鬼を引き起こした」
「一度裏切られているのだから、疑心暗鬼になるのも当然だ」
「疑心暗鬼に取りつかれ、妻の行動をGPSで監視するようになった」
「彼は益々疑心暗鬼になって、私の説得を聞いてくれなかった」
「彼女の思わせぶりな態度は、彼の疑心暗鬼を掻き立てた」
「疑心暗鬼に取りつかれて、夜も眠れなくなってしまった」
「その凄惨な事件は、その地域に再び疑心暗鬼の念を呼び起こした」
文章を見ているだけで、疑心暗鬼になりそうです><
疑うことは用心深くて良いですが、疑心暗鬼まで行くとやりすぎです。
常に疑心暗鬼ではストレスが溜まる一方なので、たまには他人を信用しましょうね!
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