ラプソディの意味とは?狂想曲・狂詩曲も解説!クイーンとの関係も!ラプソディとはどういう意味なのでしょうか?そしてラプソディと関係する、狂想曲・狂詩曲とは?狂想曲と狂詩曲の違いは?ラプソディとあの有名なロックバンド、クイーンとの関係は?今回はラプソディについて解説していきます!
曲のタイトルについているから、音楽の用語だってことは何となく分かるけど…
語源はギリシャ語で「歌をつなぎ合わせること」という意味の「rhapsodic」から来ているみたいね。
ラプソディの意味とは?
ラプソディは、日本語訳すると「狂詩曲」、「熱狂的な詩歌」です。
幻想的で自由な形式の楽曲で、19世紀ヨーロッパで多く作曲されました。
民族的、叙事的*な内容を表現している音楽であり、様々な曲調をメドレーのようにして構成されることが多くあります。
*叙事的…事件、事実、感情をありのままに述べていること。
ラプソディのうち、特に有名なものはフランツ・リスト作曲の「ハンガリー狂詩曲」です。
全19曲のピアノの独奏曲で、そのうちの第二番は特に有名です。
アニメ「トムとジェリー」でも使用され、運動会などでも使用されているため、誰しもが聞いたことのある楽曲でしょう。
ラプソディはクラシックではもちろんですが、ポピュラー音楽でも多くの曲が作られています。
日本でも様々なアーティストが「ラプソディ(狂詩曲)」とつく楽曲を多く作っています。
以下に一部を紹介します。
- CHAGE and ASKA「ラプソディ」
- 井上陽水「新しいラプソディ」
- ゆず「人間狂詩曲」
- ALI PROJECT「ヴェネツィアン・ラプソディー」
- ももいろクローバーZ「DNA狂詩曲」
狂想曲・狂詩曲とは?
狂想曲は奇想曲、capriccio(カプリッチョ)とも呼びます。
カプリッチョはイタリア語で気まぐれという意味を持ち、音楽の技法や形式にとらわれない自由な楽曲形式です。
狂詩曲は上記で説明したようにラプソディのことですが、狂想曲(カプリッチョ)と狂詩曲(ラプソディ)はどちらも自由で形式にとらわれない楽曲として混同されがちです。
狂詩曲(ラプソディ)は民族的もしくは叙事的である点が特徴的で、狂想曲(カプリッチョ)にはそういった要素はありません。
ラプソディとクイーンとの関係
クイーンはイギリスのロックバンドで、世界で最も成功したアーティストと言われており、日本でも絶大な人気を誇っています。
日本限定のボーナストラックを収録したり日本のメディアからの取材などのオファーを快く受けたりと、日本に対し友好的な海外アーティストでもあります。
もしクイーンを知らなくても、口ひげが特徴的なナイスガイ、フレディ・マーキュリーの姿はテレビなどで見たことがあるのではないでしょうか。
そんなクイーンには「ボヘミアン・ラプソディ」という楽曲があり、幾多もの名曲を作り出してきた彼らの作品の中でも最も有名と言える作品です。
アカペラやオペラのパート、ハードロックのパートなど様々な曲調を切り替えていく壮大で不思議な楽曲です。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=fJ9rUzIMcZQ&w=560&h=315]
ボヘミアン・ラプソディは6分程の少し長い曲ですが、3分を過ぎたあたりからの展開の変化は必聴です。
ロックバンドではなかなか聞けないオペラ調の歌唱が面白いので、聞いたことのない方は是非一度聞いてみてください。
伝説のロックバンド「クイーン」と、亡きフレディ・マーキュリーの伝説は「ボヘミアン・ラプソディ」と同タイトルで映画化し2018年11月9日に公開されています。
クイーンのボヘミアン・ラプソディもいろんな雰囲気の曲をつなぎ合わせたような曲でおもしろいね!
まさにラプソディという名に相応しい曲ね。
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