適宜の意味とは?類語は随時/都度/必要に応じて?読み方・使い方も!適宜の意味や読み方は?適宜は「自己判断で時と場合に合わせた行動をすること」?適宜の類語は随時/都度/必要に応じてなどたくさん!でも意味合いは少しずつ違います!?使い方例文を見て使い分けられるようにしよう!
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適宜の意味とは?読み方は?
適宜という言葉は、日常生活やビジネスシーンでよく使われていますね。
「塩は適宜入れてください。」
「トラブルがあれば、適宜対応します。」
「空き時間を利用して、適宜昼食をとってください。」
適宜って言われても、どのタイミングでどれくらいしたらいいか分からない(´・ω・`)
結局、適当でいいや!ってなること、多くないですか?(私だけ?)
今回は、適宜について覚えましょう!
①その時その場の状況に良く合っていること。
ちょうど良く適していること。適当。
②各自の判断で良いと思うように行動すること。
その時々に応じて、便宜に従うこと。随意。
「適」の漢字は、「ふさわしい、あてはまる、かなう」などの意味があります。
「宜」の漢字は、「よろしい、都合がよい、当然である」という意味です。
この二つを合わせた「適宜」は、「都合がいいようにする」という意味になります。
一番日常生活に近い場面だと、「トイレに行きたいときに行く」、「気分が悪いから寝る」のも「適宜行動している」と言うことになります。
ビジネスでは、「適宜休憩してください」と言われても、家のようにゴロゴロしたり、決められた時間以外で休憩したりするわけではありませんよね。
リアルタイムでケースバイケースに合わせることが、適宜だと言えます。
適宜は「てきぎ」と読みます。
「宜」を「宣」と間違えて、「てきせん」と読まないように!
適宜の使い方は?
適宜は、「自分で考えて、その場にふさわしい行動をする」ということでしたね。
それでは、適宜の使い方を例文で見ていきましょう!
「今回のテストの成績不振者には、適宜個人指導をする。」
「部品は少し多めに入っているので、大きさに合わせて適宜使用してください。」
「見学が終わったら、各自適宜解散してよろしい。」
「投球フォームを見直すために、適宜録画している。」
「何か問題があれば、適宜処理しますので、適宜連絡してください。」
適宜と言われると、その人の判断に任されているわけですから、試されている感は半端ないですね|・ω・`)
適宜の類語は適時/随時/都度/必要に応じて?
「適宜空いている席に着いてください。」
「適時に洗車を行ってください。」
「わからないことがあれば、随時質問をしてください。」
「何かあれば、その都度連絡してください。」
「必要に応じて、修正してください。」
このように言われると、いつ?どこに?どれくらい?ってなりませんか?
ニュアンスの違いを理解して、意識して使っている人は少ないかと思います。
これから使い分けできるように、一つずつ説明していきます!
適時(てきじ)の意味
ちょうど適当なとき、という意味。
適宜が「様々なこと(時・量・方法など)に関してちょうどよい」。
対して適時は「時間・タイミングに関してちょうどよい」という意味です。
例文
生地が固ければ、適時水を加えましょう。
=必要であれば、タイミングと量を判断して加えるという意味です。
随時(ずいじ)の意味
その時々に行うこと、日時に制限のないこと、という意味。
適宜が「時間や条件がちょうど良いときに行動すること」。
対して随時は「特に日時に制限はなく、条件が揃ったときに行動すること」という意味です。
例文
随時入会することができる。
=必要なときや気が向いたときなどに入会できるという意味です。
都度(つど)の意味
そのたびごとに、毎回、という意味。
適宜が「状況に応じた行動であれば、毎回でなくてもよい」。
対して、都度は「物事が行われる度ごとに」という意味です。
例文
彼女は京都に行く都度、有名な和菓子屋で土産を買ってくる。
=京都に行くときは毎回、必ず決まった場所の土産を買うという意味です。
必要に応じての意味
必要なときに、必要であれば、という意味。
適宜・適時・随時と同じような意味で使われています。
必要に応じては、「何かを行ったり、用意したりすることが必要と思われた場合に、それを行う」という意味です。
例文
必要に応じて、電話をしてください。
=必要なら電話してよい、必要でなければ電話しなくてよい、つまり電話をすることは強制ではないという意味です。
適宜:臨機応変に
適時:タイムリーに
随時:好きなときにいつでも
都度:そのたびごとに毎回
必要に応じて:必要なときに
「適宜/適時/随時/都度/必要に応じて」の違いはわかりましたか?
適宜使い分けられるといいですね!
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