二礼二拍手一礼の意味/由来とは?伊勢神宮は例外?神社/葬式/お寺で使える?神社ではお参りするときに二礼二拍手一礼をしますよね!二礼二拍手一礼の意味や由来は知っていますか?今回は二礼二拍手一礼の作法や意味/由来と伊勢神宮は例外なの?神社/葬式/お寺で使えるの?という疑問にお応えすべく徹底的に調査をしていきます!
二礼二拍手一礼の意味や由来
ついつい神社に参拝するときに忘れがちになってしまう、二礼二拍手一礼の意味や由来をみていきましょう。
どんな作法かも今一度確認してみましょう。
作法について
やらないといけない、二礼二拍手一礼についてどんな方法だったか、ついつい忘れがちになりますよね。ここでは、どんなことをするのか見てみましょう。
(二礼二拍手一礼の前に)
・賽銭箱におさいせんをいれましょう。
・鈴を鳴らしましょう。
① 二礼(二回頭を深く下げます。)
② 二拍手(胸の高さで掌を合わせ、右手を少し下にずらして行います。その後お祈りをします。)
③ 一礼(手をおろしもう一度深くお辞儀をします。)
意味について
それぞれについて意味をみていきましょう。
①二礼:神様への敬意と感謝の意味を表すものです。この時には深くお辞儀をるものです。
②二拍手:これには敬い、拝む、和合という意味があるといわれています。
拍手をする際、右手を少し引き、両手をずらして拍手をすると良いとされます。
これは神様と人はまだ一体ではなく神を敬う気持ちがあるという意味です。
③:一礼:一礼をすることで、神様へ祈りを届けることになります
※いくつか解釈があり、有力なものを紹介しています。
由来について
次に、二礼二拍手一礼の由来について徹底的に調べてみました。
意外と古くはないようです。
二礼二拍手一礼は、昭和23年に提唱された神社祭式行事作法に基づいき広まったといわれています。
なんと、意外と古くないようですね!
さらに二礼二拍手一礼自体はいつ始まったのかについては、これもさほど古くはなく明治時代に始まったといわれます。
明治8年に「神社祭式」の中で当時内務卿であった伊藤博文は「一揖、再拝、二拍手、一揖」が正式な作法と言っていたことからも、まずは二拍手が定着していたと考えることができます。
その後、いくつかの紆余曲折を経て今のような作法になったという説が有力です。
例外は伊勢神宮?
二礼二拍手一礼が神社でのお参りでよく使われる作法ですが、神社によっては他の作法でお参りする神社もあります。
伊勢神宮では、「八度拝八開手」という作法があります。
が、実際には祭祀の際に神職が行うもものであり、一般の人は二礼二拍手一礼をするのが失礼に当たらないとされます。
有名な例外として、出雲大社が挙げられます。
出雲大社では、二礼四拍手一礼が作法といわれています。
四拍手の「し」には「幸」(しあわせ)のしの文字を意味しています。
幸福を呼ぶということで縁起を担ぐといわれ、現代においても二礼四拍手一礼がつかわれています。
今後出雲大社にお参りする際は気を付けてみてくださいね。
寺や葬式ではどうなの?
お寺の参拝や葬式の際は、二礼二拍手一礼は使えるのでしょうか?
お寺は神社と違い、仏教施設であり二礼二拍手一礼の作法ではありません。
お寺では、合掌で願い事をした後に一礼をします。
また葬式の二礼二拍手一礼はどうでしょうか?
葬式はほとんどが仏式ですが、まれに神式の場合があります。
その場合には二礼二拍手一礼を行うことになります。
但し、「二拍手」をする時に拍手の寸前で手を止め、音は立てません。
これをしのび手と言います。これについては故人を偲ぶ意味でつかわれるため、神式の葬式に参列する場合は気を付けておくと良いですね。
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