トラウトサーモンの意味とは?カロリーや栄養は・産地は?鮭の違いも!魚屋でよく見かける「トラウトサーモン」。一体どういった種類の鮭なのかご存知ですか?その名前の意味なのか?!カロリーはどのくらい?どんな栄養があるの?産地はどこ?鮭との違いは何?そんな疑問にすべてお答えします!
でも、普通のサーモンとどこが違うのかな?くろちゃん、分かるわん?
「トラウトサーモン」と「サーモン」にはちゃんとした違いがあるにゃん。
それをこれから詳しく説明してあげるにゃん!
Contents
トラウトサーモンって何?その意味は?!
トラウトサーモンはサーモンと非常によく似ているので勘違いされやすいのですが、海で養殖されたニジマスのことであって実はサーモンではないのです!
分類上はどちらもサケ目サケ科サケ属ですが、サーモンは鮭であり、トラウトサーモンはニジマスの一種なのです。
以下で説明をしているトラウトを品種改良したのが、サーモントラウトです。
淡水魚であるトラウトに対し、海の河口付近で養殖されています。
サーモントラウトは、生で食べられるといったサーモンの特性と、味の濃さといったトラウトの特性をいいとこ取りしているのが特徴です!
サーモン(鮭)
「サーモン」は、川で生まれて海を回遊する魚で、シロザケ、紅ザケ、キングサーモンなど6〜7種程度に分けられます。
日本で販売している生の刺身はアトランティックサーモンが主です。
日本で秋鮭と呼ばれるものは主にシロザケで、新巻鮭と言われることもあります。
また、水揚げされた土地によって呼び方が変わることがあり、日本で獲れたキングサーモンはマスノスケと言われています。
トラウト(鱒)
「トラウト」は、かく外来種も合わせると50〜60種に分けることができます。
よく知られているのはニジマスやサクラマスですね。
淡水魚で味が濃く、独特の臭みがあるので、基本的に生で食べることはできません。
バター焼きやホイル焼きにされることが多いです。
養殖が多く天然ものはほとんど出回っていませんが、天然の場合は春が旬です。
サーモンじゃないのに偽装表記にならないの?
上記で、「トラウトサーモン」と「サーモン」は全く生態の違うものだということが分かりました。
そうなると、そもそも「サーモン」じゃないものを、「サーモン」という表記で売り出していいの?と疑問に思いますよね。
ですが、その心配はいりません。
なぜなら、厳密に「サーモン」というものの定義が存在していないからです。
そのため、トラウトサーモンを使用した商品を例えば、「鮭弁当」という商品名で売り出しても、「鮭ご飯」で売り出しても問題はありません。
トラウトサーモンって栄養はあるの?
・タンパク質 20.8g
・脂質 14.7g
・カリウム 370mg
・リン 240mg
・ビタミンA 67μg
・コレステロール 71mg
・炭水化物 微量
サーモントラウトに特に多く含まれる栄養成分は、タンパク質、リン、カリウム、脂質・脂肪酸です。
淡水で養殖されたニジマスとほぼ同様の栄養成分が含まれますが、特出しているのは「脂質」です。
これはニジマスに比べなんと3倍強の量になります。
この脂質にはDHAやEPAといった不飽和脂肪酸が大量に含まれていて、主にコレステロールを下げる働きがあります。
トラウトサーモンのカロリーはどのくらい?
トラウトサーモンのカロリーは、100gあたり約225カロリーです。
上記でも述べたように、ビタミン類や脂質を程よく含んでいますので、カロリーの高い魚ではあります。
ですが、トラウトサーモンの脂は体にいい脂ですので、少しぐらい多く摂取しても問題はありません。
また、炭水化物を含んでいないので、上手く摂取できればPFCバランスが良い食べ物と言えます。
トラウトサーモンの産地はどこ?
トラウトサーモンは海外からの輸入が一般的です。
主に、チリやノルウェー、カナダ、デンマーク等で養殖されたものが冷凍で輸入されています。
チリは「プエルト・モント」の周辺で養殖されています。
ぼく、ずっとサーモンと同じ魚だと思ってたわん。
いい勉強になったわん。
ありがとう、くろちゃん!
魚のことはいつでもあたしに聞いてにゃん!
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