卵/玉子/たまごの違いと使い分けは?正しい表記・使い方を例文で説明!色々な料理に使われるたまご。「卵」と「玉子」の2種類の漢字がありますが、どのような違いがあるのか、どう使い分けるのか知っていますか?正しい表記は?どんな時にそれぞれの漢字を使ったらいいのか、例文も紹介します!!
卵と玉子の違いは?どう使い分けるの?
みなさんはたまごを使った料理は好きですか?
おかずだけでなく、お菓子にも使われたり・・メインではなくても料理のつななどでも大事な役割をしてくれます!
無くてはならない存在のたまごですが、「卵」と「玉子」の2種類の漢字がありますよね。
この2つをどうやって使い分けるか知っていますか?
孵化するものは「卵」、食用のためのものは「玉子」です。
「卵」の字には生物学的な意味があります。
鶏だけでなく、魚や虫・人間など、生き物のたまごはすべて「卵」です。
また、「玉子」の字は食材として使われることに限定された鳥類のたまごのことを表します。
つまり卵という大きなくくりの中の鳥類の卵で、その中の食材として使う目的のものが玉子ということです!!
たまごの由来についてお話します!
「卵」という漢字の成り立ちは、魚などの丸く連なったたまごの形からできた象形文字です。
「玉子」の漢字の成り立ちは、殻に入った鳥のたまごの丸い形から「玉の子」→「玉子」となりました。
鳥類のたまごが「玉子」なのはこれが由来なんですね!!
正しい表記は?使い方を例文で紹介します!!
「たまご」と名前につく料理はいろいろとありますが、それぞれの正しい表記はどうなっているのでしょうか。
食材としてのたまごの表記は「玉子」だということですが、必ずしもそうでなくてはならないわけではないようです。
現在の表記の仕方は・・
生の状態のもの→「卵」
調理された後のもの→「玉子」
と表記されることが多いです!!
では例を紹介しますね(^^)
- なまたまご・・生卵
- かけごはん・・卵かけごはん
- おんせんたまご・・温泉卵
- たまごやき・・玉子焼き
- ゆでたまご・・ゆで玉子
明確な基準はなく例外もあります。
「玉子焼き」は「卵焼き」とされる場合もあったり、「ゆで玉子」も「ゆで卵」とされることもあるなど、その都度変わることもあるようですよ!!
また、調理された商品の名前は「玉子」となっていても、レシピや材料を見ると「卵」と表記されていることもあります。
正しい表記の定義はあるものの、当てはまらないこともある・・程度の認識で理解していて大丈夫そうですね(^^)
たまごの解説をしてきましたが、ここでおせちに詰めるたまご料理について少しお話します!
お正月には欠かせない料理ですが、一つひとつにしっかり意味があります。
- 伊達巻(だてまき)・・「伊達」という言葉には華やかさ・派手さを表す由来があり、伊達巻は「伊達(派手)な巻き玉子」という意味なのです。見た目が巻物(書物)に似ていることで文化・学問・教養の繁栄の願い、また反物(着物の布地)をイメージさせることで衣服に困らない・繁盛の願いが込められています。
- 錦玉子(にしきたまご)・・黄身と白身が美しい華やかな錦玉子。
2色を金と銀に例えたこちらも豪華さのある一品です!2色をニシキと読む語呂合わせで、錦との語呂合わせにもなっているようですよ(^^)
より深く知ることで、たまご料理にさらに興味がわきますよね♬
ぜひ、自分好みのたまご料理を探してみてください!!
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