アドニスのカクテル言葉や味とは?名前の由来(意味)・作り方(レシピ)も調査!アドニスを知っていますか?アドニスの名前の由来は神話の悲劇の美少年?そんなアドニスのカクテル言葉はどんなもの?今回はアドニスの味やカクテル言葉、作り方(レシピ)などを解説していきます!
見た目とにおいはいい感じだけど、聞き慣れない名前だわん。
この深い味わいに負けず劣らず複雑なお話なのよ。
カクテルタイプ | ショート,ロング |
テイスト | 甘口,辛口,中辛,中甘辛口 |
色 | 透明,レッド,オレンジ,イエロー,グリーン,ブルー,ピンク,紫,ブラウン(琥珀色),白,黒 |
アルコール度数 | 弱い(8度以下),普通,強い(25度以上),ノンアルコール |
ベース | ジン,ウォッカ,テキーラ,ラム,リキュール,ワイン,ビール,ウィスキー,ブランデー,その他 |
カクテル言葉 | ロマンティック系,恋愛系,友情系,ユニーク系 |
アドニスとは?味は?
アドニスとは、ワインベースのカクテルです。
スイートベルモットによる甘いフレーバーとオレンジビターズの爽やかな口当たり、豊かでリッチな香りが人気のカクテルです。
スタンダードカクテルとして親しまれており、さっぱりしているので時を選ばず色んな食事に合います。
アドニスのアルコール度数は20%ほどです。
ものすごく度数が高いというわけではありませんが、程よく刺激を与えてくれるので食前酒として人気があります。
アドニスの名前の由来・意味は?カクテル言葉は?
アドニスの名前の由来・意味は?
アドニスは、1900年代に既に人々に飲まれていた古い歴史を持つカクテルです。
1884ブロードウェイ(劇場街)で最初にヒットしたミュージカル『アドニス』にあやかりニューヨークで誕生しました。
アドニスとはギリシャ神話で美の女神アプロディーテに愛された美少年の名前であり、ミュージカルも彼らの話を元にしています。
ギリシャ神話のアドニスの話
禁断の恋をして追われる身となったミュラーという女性を哀れんだ神々が、彼女を没薬の木に変え、その木が裂けて生まれたのがアドニスでした。
美の女神アプロディーテはアドニスに恋をして、まだ赤子の彼を箱に入れ冥府の女王ペルセポネーの元に預けます。
ペルセポネーは開けるなと言われていた箱を開けてしまい、中にいた美しい男の子アドニスを見て、彼女もまた恋に落ちました。
ペルセポネーとアプロディーテはアドニスを取り合い、天界の裁判所に審判を委ねます。
その結果アドニスは1年の3分の1をペルセポネーと、また3分の1をアプロディーテと、残り3分の1を自由に過ごすことになりました。
しかしアドニスは自分の自由な時間もアプロディーテと過ごすことにしたため、ペルセポネーは怒りアプロディーテの恋人の軍神アレースに告げ口します。
人間の男に夢中な恋人にアレースも怒り、猪に化けてアドニスを殺してしまいました。
アプロディーテは大層悲しみ、その嘆きを忘れないようアドニスの身体から流れる血にアネモネの花を咲かせました。
アドニスのカクテル言葉は?
アドニスのカクテル言葉は「謙虚」です。
神話のアドニスに特別謙虚さを感じられる描写はなく、何故このカクテル言葉がついたのかは定かではありません。
ちなみにアドニスに関係する赤いアネモネの花言葉は「君を愛す」、そしてフクジュソウ(こちらの属名がアドニス)の花言葉は「悲しき思い出」と、神話のアドニスにぴったり合っています。
アドニスの作り方(レシピ)は?
アドニスの作り方を紹介します。
<材料>
・ドライシェリー
・スイートベルモット
・オレンジビターズ
・オレンジの果皮
<作り方>
1.ドライシェリー:スイートベルモット=2:1で、オレンジビターズを数滴入れ、氷を入れたミキシンググラスで混ぜる。
2.氷が入らないようにカクテルグラスに注ぎ、オレンジの果皮を折って香油を飛ばし掛けて香り付けをする。
オレンジの果皮は省略されることもあります。
よく似たカクテルに「バンブー」があり、こちらはスイートベルモットでなくドライベルモットで作ります。
アドニスをかっこよく飲めるようになったらぼくもモテモテになれるかなあ…
でもそれだけじゃあモテモテにはなれないわよ、ぬまくん。
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