しぎ焼きの意味とは?語源(由来)は精進料理?博多名物のレシピやカロリーも!しぎ焼きを食べたことはありますか?ナスのしぎ焼きはポピュラーですよね。ナスの美味しい季節は最高です!そんなしぎ焼きの意味や語源(由来)は精進料理から来ている?博多名物のレシピや気になるカロリーも紹介いたします。
しぎ焼きの意味とは?
しぎ焼きは「鴫焼き」とも書き、材料に油を塗って焼く料理法です。
主に有名なのが茄子(ナス)料理ですよね。
茄子を二つに縦に割って、油で揚げるか香ばしく焼き上げた後、みそとみりん・砂糖を入れてだしか水で伸ばして照りが出るまで鍋でよく練ったものを、なすにかけます。
いわゆる「なすの田楽」です。
油をよく吸ったとろとろの茄子に甘いみそをのっけて焼く…ご飯が食べたくなってしまいます(*^-^*)
「しぎ焼き」の語源(由来)は?
「しぎ焼き」の本来の書き方「鴫焼き」の「鴫(シギ)」。
聞きなれない名前ですが、野鳥の名前です。
鴫(シギ)
チドリ目シギ科とその近縁の科の鳥の総称。
一般に,長いくちばしと脚をもつ。
水辺にすみ,小魚・甲殻類・ゴカイ類・昆虫などを食べる。
長距離の渡りを行うものが多く,日本では春・秋に旅鳥として通過する種が大部分である。
[季] 秋。
出典元:weblio辞書
天文四年(1535年)の「武家調味故実」という書物には、
“なすの果肉をくりぬいて、その中に鴫の肉を入れて塩を付けて食べる”と実際に鴫を使った料理だと記録されています。
また、もう一説にはヘタがついた茄子の形が、「鴫」に似ていたため、「しぎ焼き」という名前がついたともいわれていたという説もあるそうです。
どちらも野鳥の鴫が関連しているのですが、今ではほとんど鴫を使わないものが「しぎ焼き」とされていますよね。
今は茄子を使ったものが主に「しぎ焼き」と言われていますが、それは精進料理からきているとの説もあります。
鶏肉を使った「しぎ焼き」は博多名物!レシピとカロリーは?
さて、今まで主に茄子を使った精進料理としての「しぎ焼き」を紹介していましたが、
なんと博多に「しぎ焼き」という名物があるのを知っていましたか?
鴫ではありませんが鶏肉を使った名物で、ささ身を串に刺しジューシーに焼き上げた後、わさび醤油をかけた逸品です。
一般の「しぎ焼き」とはかなり違い、さっぱりした味わいが想像できます。
この「しぎ焼き」は博多にある「博多かわ屋」という居酒屋が発祥で、博多の名物となっているようです。
博多名物の「しぎ焼き」。
どんなものか食べてみたくても、博多まではとても気軽には行けない・・・。
でも、お店にはかなわないかもしれませんが、お家でも作ることができます。
ちょっとチャレンジして、一味違う「しぎ焼き」を味わってみたらどうでしょうか。
<博多名物 しぎ焼きの作り方>
【材料】
- とりささ身 4本
- 料理酒 大匙2
- 塩 少々
- こいくちしょうゆ 大匙1
- 練りわさび 2cm
- 砂糖 小さじ1/2
【作り方】
① ささ身は筋を切って塩を振って揉みこみ、しばらく置く
② ささ身の上部に何か所か切り込みを入れオーブントースターで焼く。
途中裏返して焼くのを忘れずに
③ ささ身に串を刺す。
しょうゆ・わさび・砂糖を混ぜて焼いたささ身にかけて食べる。
意外に簡単ですね!
シンプルだけどあっさりしてとってもおいしそう。
流行りの塩こうじをささ身に揉みこんでも、また違ったおいしさになりそうです。
その場合は、お肉自体に味がしっかりついているので、たれは加減してみましょう。
しかも、ささ身は低カロリー!
ささみ一本分の「しぎ焼き」は約56㎉です。
ちょっと体重が気になってるけど、晩酌にはおつまみがほしい・・・そんな時に重宝しそうです。
茄子を使ったこってり甘辛あじの「しぎ焼き」。
博多名物のあっさりした「しぎ焼き」。
どちらもそれぞれ違ったおいしさがあります。
2つを食べ比べしてみてもいいかもしれません!
その時はビールも忘れずに!
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