虹の意味や語源(由来)は?虫偏の理由とダブルレインボーの言い伝えも徹底調査!虹の意味や語源(由来)とは?虫ではないのに虫偏の理由やたまに見られる二重のダブルレインボーの言い伝えなど、今回は虹の意味や語源(由来)、虫偏の理由、ダブルレインボーの言い伝えまで詳しくご紹介します!
くろちゃん!僕昨日とっても大きくて、しかも二重になった虹をみたわん!!二重の虹は初めて見たけどとっても神秘的できれいだったわん。それにしてもなんで虹って虫じゃないのに「虹って書くのかなー。くろちゃんは虹についても詳しいのー?
虹の意味や語源(由来)は?なぜ虫偏なの?
皆さんは最近虹を見ましたか?雨上がりの空に架かる大きな橋は見つけるとなんだかうれしくなりますよね。
虹の意味は、赤から紫までの光のスペクトルが並んだ円弧状の光のことです。
雨上がりの空や滝の近くやホースで水まきをしたときに見られますね。
漢字の「虹」は、「蚊」や「蝶」や「蟻」のような虫ではないのになぜ虫偏がつくのでしょうか。
それは虹が古代中国の人々にどのようにとらえられてきたのかと関係しています。
古代中国では大蛇が天に昇って龍になると考えられていました。
虹は龍になる大蛇が天を貫くときに空に作られるものであると想像されていたため、「蛇」の意味を表す「虫」と、「貫く」という意味を表す「工」という字によって「虹」という漢字が成り立ちました。
そもそも「虫」という漢字はヘビを形どった象形文字で、本来ヘビ、特にマムシのような毒を持ったヘビを表す漢字でした。
日本では虹は赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色とされています。
ですがもともと虹は赤、黄、緑、青、紫の5色であると見なされてきました。万有引力の法則を発見したことで有名なイギリス人のニュートンが、7は神聖な数であると考えられていたことからそれまでの5色に「橙」と「藍」を加えて、美しい虹は7つの基本色から成るとしました。
だからといってイギリス人社会で虹は7色であると決められたわけではなく、アメリカでは赤、橙、黄、緑、青、紫の6色と見なされ、虹を何色と見るかは見る人により様々です。
昔沖縄地方では虹を赤と黒、もしくは赤と青の2色と見ていたそうです。世界中には現在でも2色と見ている民族の人たちも多くいます。
ちなみに虹は英語では “rainbow”(雨の弓)、フランス語では “arc-en-ciel”(空に架かるアーチ)といい、英語圏では虹は弓、フランス語圏では橋のようにとらえられていたことが分かります。
ダブルレインボーの言い伝えとは?
皆さんがよく見る一本だけの虹は「主虹」(しゅこう、しゅにじ)といいます。
その外側に「副虹」(ふくこう、ふくにじ)がうっすらと見られたら、それはダブルレインボーです。
主虹が上から赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番となっているのに対し、副虹は上から紫、藍、青、緑、黄、橙、赤という順番です。
副虹の見える条件が厳しく、普段見えていないだけで実は主虹が見えているときはいつも副虹も出ています。
それだけダブルレインボーを見るのは難しく珍しいので「幸福のシンボル」と信じられてきました。
ハワイではその気候から虹がよく出るようで、ダブルレインボーも頻繁に見られるそうです。
ハワイの地元ではダブルレインボーには「卒業」と「祝福」の意味があると言い伝えられています。
「卒業」は、見た人がこれまで努力して行ってきたことが新たな節目を迎え、これからの未来を励まし、ねぎらう意味です。
「祝福」は、これから良いことのある未来をお祝いするという意味です。
ほかに、夢が叶う、恋愛成就するといった言い伝えもあるようです。
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