満漢全席の意味とは?どんな料理メニューなの?値段やレシピも調査!満漢全席の名前の由来、知っていますか?いつ始まったのか、誰が始めたのか、どんな料理メニューなのか?その名前の意味も由来も詳しく解説!びっくり食材もレストラン情報も値段も、調査しました!興味深い内容盛りだくさんでお伝えします!
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満漢全席とは
満漢全席って何?
「満漢全席」と漢字で書かれていることからもおわかりかもしれませんが、これは中華料理の一つの形式です。
特定の料理の名前ではないんですね!
満州族の料理と漢族の料理から、選りすぐりのメニューを集めて、宴会の形式で食べられるようになったものだからです。
この満漢全席、とっても豪華でとっても贅沢なもので、何十種類という料理を2~3日かけて食べるんです(≧ω≦)
すごい時には数日かけて、100種類以上の料理を食べたそうですよ!
すごすぎて一般人の私はちょっとイメージできません(笑)
満漢全席の由来
じゃあこの満漢全席はいつ、どこで、どのように始まったのでしょうか?
実は諸説あって、はっきりとはしていないんですが、一番知られているのが以下の説です。
今から時を遡ること約250年、中国は清の時代でした。
その清朝の6代目の皇帝である乾隆帝(けんりゅうてい)が、ある時揚州というところを訪れたのですが、そこには塩を売って富豪になった塩商人がいました。
その塩商人たちが、海や山の珍味を集め、満州風の料理も取り入れて、「満漢席」と名前をつけて献上したのが始まりだとされています。
ちなみにこの乾隆帝、食道楽として有名で、美味しいものをたくさん食べていたおかげか、約90歳まで生き、中国歴代皇帝の中で最もご長寿だったんだとか!
そんな豪華な料理にどんな珍味が使われていたのか気になりませんか⁈
かなり驚くような食材も使われているので、ちょっとご紹介していきますね!
満漢全席の料理メニュー
満漢全席は宴会形式の食事と言いましたが、大皿で料理がどんどん出てくるわけではなく、ちゃんとコースのようになっているんです。
なので料理の内訳も決まっていて、前菜・大皿・小皿・碗・点心・デザート・果物などと出てくることになっています。
面白いのは、数十種類と出てくる料理に4つのグループから8種類の珍味を定めた「32珍」が含まれていることです。
その4つのグループとは「禽」「草」「海」「山」なのですが、その中からいくつか珍味を見ていきましょう!
※禽とは鳥を表しています
・鵪鶉(うずら)…私たちも卵とか食べてますからね!
・彩雀(クジャク)…え、クジャクって食べられるの?って感じですよね。
・天鵝(ハクチョウ)…あんな綺麗なハクチョウを食べようとはなかなか思いませんよね。
などなど
キノコのグループです!
・猴頭(ヤマブシタケ)…白いおひげのようなキノコ。
・銀耳(シロキクラゲ)…お馴染みのあのキクラゲの白バージョンですが、実は分類は異なります。
・竹蓀(キヌガサタケ)…黒い帽子を被った、白いあみあみネットのようなキノコ。
などなど
・燕窩 (ツバメの巣)…アマツバメというツバメが作った巣です。
・魚翅 (フカヒレ)…言わずもがな高級食材ですね。
・鮑魚(アワビ)…これもまた言わずもがなですね。
・海豹(アザラシ)…う~ん、皆さん食べてみたいですか?
・狗魚(オオサンショウウオ)…中国でも絶滅危惧種なので、食用は養殖だそうです。
などなど
珍味度グンと上がります!
・熊掌(クマの掌)…肉球がぷるぷるなんだとか。
・駝峯(ラクダのこぶ)…脂肪の塊ですからね。これもぷるぷるなんでしょうか。
・豹胎(ヒョウの胎子)…えー(´×ω×`)
・猴脳(サルの脳ミソ)…え、え、えー(´×ω×`)
などなど
全部ではありませんが、少しご紹介してみました!
いかがでしたか?食べてみたいものはありましたか?
満漢全席を食べたい!
日本でも満漢全席をやってくださってるレストランはあるのですが、やはりそう簡単にできるものではないので、どこも完全予約制・年に1~2回とイベントのような形で開催されています。
また、本来より品数を抑えた縮小版のような形でやっているようです。
ここでは東京の2店をご紹介します!
【新橋亭 新館】(しんきょうてい しんかん)
新橋駅から徒歩3分
昭和21年創業の人気店
2019年2月下旬に満漢全席賞味会を開催するそうです!
値段など詳細はお店にお問い合わせください。
【銀座 涵梅舫】(ぎんざ かんめいほう)
銀座1丁目駅から徒歩3分
日本最高峰と言われる中華料理店。本格的な中国宮廷料理を楽しめます!
過去行われた満漢全席は15名限定で、1名5万円程。
それだけの価値があるお店です!
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