デカメロンの意味とは?ワカチコ/バンド/映画との関係は?デカメロンという言葉をご存知でしょうか？大きなメロンという意味ではないですよ？ギリシアの物語みたいですね。ワカチコ、バンドそして映画とも関係があるらしいですが、どのような関係なのでしょうか？それについても調査していきます！
デカメロンの意味とは？
www.college.columbia.edu/core/sites/core/files/images/Xaver_Winterhalter_Decameron.jpg
デカメロン、大きなメロンという意味ではないのなら一体どういう意味になるのでしょうか？
「デカメロン（Decameron）」とはジョヴァンニ・ボッカッチョというイタリアの詩人が執筆した物語集のことを指します。
ダンテの「神曲」と比較し、「人曲」とも呼ばれている作品です。
「デカメロン」というタイトルの由来は、ギリシャ語の「deka hemerai」、つまりは「10日」から来ており、日本では「十日物語」と訳されることもあります。
1348年から1353年にかけて製作されたこの作品のサブタイトルは「ガレオット公爵」になり、アーサー王物語の中でランスロットの不倫の架橋（かけはし）となったキャラクターの名前からとられています。
その内容は、1348年に流行したペストから逃げるため、男女10人が退屈しのぎの話をするという設定で、10人が10話ずつ語っていくので、全100話の超大作です。
ユーモアとエロティックな笑いに満ちた恋やその失敗談などになります。
それぞれのテーマが
- 自由テーマ
- 多くの苦難をへたのち成功や幸福を得た人の話
- 長い間熱望したもの、あるいは失ったものを手に入れた話
- 不幸な恋人たちの話
- 不幸のあとに幸福に巡り合う恋人たちの話
- とっさのうまい返答で危機を回避した人の話
- 夫を騙した妻の話
- 男が女を、女が男を騙す話
- 自由テーマ
- 気高く寛大な行為についての話
となっており、このテーマに沿って話が進んでいきます。
デカメロンとワカチコの関係とは？
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=OaIP-xb97tg&w=770&h=433]
そんなデカメロンという作品と、芸人の一発芸であるワカチコに関係性なんてないように思えます。
「ワカチコ」というのは「ゆってぃー」というお笑い芸人のネタであり、「ちっちゃいことは気にするな、それ、ワカチコワカチコ！」というお決まりのフレーズが人気を博しました。
そんなお笑いとデカメロン、繋がりが無いように思えるのですが、彼のブログに「少年隊のデカメロン伝説が頭に流れてきて、頭の中が何だかワカチコワカチコ回りまくった」というようなことが書かれております。
つまり、デカメロンという作品ではなく、少年隊が歌ったデカメロンという曲からとったフレーズと言うことになり、二つの関係性はあまりないということが分かりましたね。
デカメロンとバンドの関係とは？
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=yA-2sOeCodQ&w=515&h=385]
では、デカメロンとバンドの関係についても調べていきましょう！
「DECAMERON」という1988年に結成したFree‐Willという株式会社に所属していた京都バンドがありました。
1996年にメジャーデビューを果たしたにもかかわらず、1997年には解散してしまっています。
因みに、スウェーデンにも同じ名前のデスメタルバンドが存在するようです。
デカメロンと映画の関係とは？
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=FA3R7ocHWpk&w=684&h=385]
最後に、デカメロンという映画について説明して終わりたいと思います。
ジョバンニ・ボッカッチョが執筆した「デカメロン」の映画版があるのを知っていますか？
ピエル・パオロ・パゾリーニが脚本・監督した作品で、ボッカッチョが活躍した14世紀が現代社会と強い類似性があるのではと考えました。
現代と照らし合わせ、ナポリを舞台とした6篇、アラブが1篇、北国が1篇、そして狂言回しの画家ジョットーの挿話を加えた映画となっています。
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