sempre(センプレ)の音楽上の意味とは?発祥はイタリア語・ポルトガル語?楽譜の音楽記号のsempre(センプレ)の意味って?センプレの発祥はイタリア語!?ポルトガル語でもセンプレが使われる!?センプレの例文も紹介!音楽上のsempre(センプレ)の意味と使い方を簡単に解説!
Contents
sempre(センプレ)の音楽上の意味とは?
楽譜で「sempre(センプレ)」という音楽記号を見たことはありませんか?
…「sempre(センプレ)」を知らない方が大半だと思います(^▽^;)
今日は、「sempre(センプレ)」について解説していきましょう(*^^*)♪
常に
sempre(センプレ)とは、音楽用語で「常に」という意味です。
「センプレ-フォルテ(常に強く)」や、「センプレ-ピアノ(常に弱く)」などのように、他の記号や標語とセットで使われます。
sempre(センプレ)は、後につく音楽記号の効果をずっと続けるようにという指示です。
例えば、「センプレ–フォルテ」だと、楽譜にフォルテの記号がなくても続けて常に強く演奏をしなければなりません。
「センプレ クレッシェンド(sempre cresc.)」
→強くし続けて
「センプレ スタッカート(sempre stacc.)」
→音を短くし続けて
「センプレ ディミヌエンド(sempre dimin.)」
→引き続きだんだん弱く
「センプレ ピアノ(sempre piano)」
→引き続き弱く
「センプレ ピウ アレグロ(sempre più allegro)」
→引き続きさらに速く
「センプレ ポコ フォルテ(sempre poco forte)」
→引き続き少し強く
「センプレ マルカート(sempre marc.)」
→常に一音一音をはっきり目立たせて
他にもsempre(センプレ)は表現・強弱・速度などの色々な音楽記号に付いて、「常に」という意味を持たせる前置詞です。
sempre(センプレ)は単体では意味をなさないので注意です!
sempre(センプレ)の発祥はイタリア語・ポルトガル語?
イタリア語のsempre(センプレ)
音楽上のsempre(センプレ)は、イタリア語が発祥です。
イタリア語では、音楽用語だけでなく日常会話にもsempre(センプレ)が使われています。
いつも、常に、いつでも、ずっと、絶えず
「sem-」は他の言葉に付いて、「…と一緒に」「一つになって」などの意味を表します。
「Devo sempre indossare una cravatta per via del mio lavoro.」
→商売柄いつもネクタイを締めなければならない。
「Ha sempre voluto studiare il giapponese.」
→彼は日本語を勉強したいとずっと思っていた。
「Il giornale ci tiene sempre informati sugli eventi che hanno luogo nel mondo.」
→新聞は世界の出来事を絶えず知らせてくれる。
ちなみに、sempre(センプレ)の語源は、ラテン語の「semper」が由来です。
ポルトガル語のsempre(センプレ)
ポルトガル語にもsempre(センプレ)があり、イタリア語と同じ「いつも・常に・ずっと」などの意味で使われています。
「Você sempre toma café no seu café da manhã?」
→あなたはいつも朝食にコーヒーを飲みますか?
「Você deve sempre fazer o que é certo.」
→常に正しいことをしなければならない。
「Eles viveram felizes para sempre.」
→彼らはその後ずっと幸せに暮らしました。
ポルトガルとイタリアは地理的に近い位置にあるので、同じ言葉があるのですね。
sempre(センプレ)について、いかがでしたか?
sempre(センプレ)という名前のお店を見かけたら、日常的な商品を売っているお店だと考えてくださいね♪
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