ジパングの意味とは?英語が由来?黄金やディストピアとの関係も!ジパングの意味って？ジパングは英語が由来？マルコ・ポーロの東方見聞録とは？ジパングはジャパンのこと！？なぜ日本が黄金の島ジパングなの？「ディストピア・ジパング」というボカロ曲がある！？ジパングについて簡単に説明します！
ジパングの意味とは？英語が由来？
「ジパング」と言う言葉は、日常生活でよく耳にしますね。
- 1990年公開の映画の「ZIPANG」
- 漫画・アニメの「ジパング」
- テレビ東京の番組の「日経スペシャル 未来世紀ジパング」
- 観光バス会社の「ZIPANG」
- JR西日本の電車の「ジパング」
- JRグループの会員制旅行クラブの「ジパング倶楽部」
どうして、日本にはこんなにも「ジパング」の名が付くものが多いのでしょうか？
今日は、「ジパング」について解説していきます(o^∇^o)ﾉ
イタリア語で「Zipangu」。
中世・近世ヨーロッパの地誌に現れていた東方の島国、つまり日本のこと。
「ジパング」とは、マルコ・ポーロの「東方見聞録」で、日本を指すとされている地名です。
ジパングは、「日本国」を中世の中国語で発音した音が語源と言われています。
「東方見聞録」の中で、ジパングは中国の東方1500海里にある、莫大な真珠と黄金の国としてヨーロッパに紹介されたのです。
黄金の島ジパングは当時の読者の心をそそり、コロンブスを始めとした航海士が次々と日本を目指し、大航海ブームとなりました。
英語：Japan(ジャパン)
ドイツ語：Japan(ヤーパン)
フランス語：Japon(ジャポン)
ポルトガル語：Japão(ジャポン)
これらの言葉は、ジパングが転じたものだと言われています。
マルコ・ポーロはイタリアの旅行家なので、ジパングはイタリア語が由来ですね！
ジパングの漫画
「ジパング」は、かわぐちかいじによる日本の漫画作品(全43巻)です。
講談社の「モーニング」に2000年から2009年まで連載され、2004年にはテレビアニメが放送されました。
海上自衛隊の護衛艦が太平洋戦争の時代にタイムスリップしたことから起きる歴史の変革を描き出すことによって、太平洋戦争とは、戦後とは何かを問いただす社会派作品になっています。
ジパングと黄金の関係は？
出典：http://www.chusonji.or.jp/guide/precincts/konjikido.html
どうして日本が「黄金の国ジパング」と言われたのか、調べてみました(o^∇^o)ﾉ
実は、マルコ・ポーロ自身は日本へは渡っておらず、中国で聞いた噂話を元にしてジパングについて書いたと言われています。
その「東方見聞録」の内容には、
- この国のいたる所で莫大な金が産出する
- 宮殿や民家は、純金で出来ている
- 屋根や通路・床・窓も全て黄金で出来ている
など、大袈裟過ぎるくらいの豊かさが伝えられていたのです…(^▽^;)
また、人食いの習慣があるという嘘っぱちの記述もされています…(^▽^;)
このマルコ・ポーロが伝え聞いたジパングの話は、平安時代に奥州藤原氏が奥州平泉に建立した、中尊寺金色堂がモデルになったと言われています。
当時の奥州は莫大な砂金を産出し、奥州藤原氏の財源となっていました。
ちなみに「東方見聞録」以外、古代ギリシャやローマ時代にも東洋に黄金の国があるという伝説があったと言われています。
ジパングとディストピアの関係は？
出典：https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%B0
ボーカロイドの楽曲に「ディストピア・ジパング」があります。
「ディストピア・ジパング」は、cosMo(暴走P)によるGUMIオリジナル曲です。
この曲はコンピCD「EXIT TUNES PRESENTS Vocalocluster feat. 初音ミク」に収録されています。
シリーズものの楽曲を作る暴走Pには珍しい、世界観の独立した歌の一つです。
夢や希望を消費し尽くして枯渇した世界に生まれ、それでも生き続けることを選ぶ人間の思いを歌う曲となっています。
「ディストピア・ジパング」の歌詞を紹介します(o^∇^o)ﾉ
生まれたときからボクらの未来はすべて
喰らい尽くされ何も残っていなかった
ぶらさげられた刹那の夢に縋(すが)れば
たどる道は破滅と後悔
息が詰まりそうなほどの閉塞感に
思考停止して倒れこみたくなる
二度と晴れることの無い空と 二度と訪れない繁栄と……
過去を知らないだけマシだとでもいうのか
夢も希望も取り上げられたボクらの
声は響かずポトリ地に落ちた
こんな時代に生まれた意味は何だろう
行き場の無い問いが蟠(わだかま)る
過去の栄華の残骸と代償だけが
今のボクらの目に映るモノのすべて
かつてを知り得る者は皆老いて
今を嘆き悲しむことに明け暮れる
口を開けば 懐古する 賛美する
昔はよかったとまだ夢を見たがる
無責任にボクらより先に 死に逝く彼らの言葉に
一体どれほどの価値があるのだろうか
夢も希望も取り上げられたボクらは
自己を欺き 今日を生きるのみ
こんな時代に何を為せばいいんだろう
行き場の無い問いが蟠(わだかま)る
深刻な”未来”不足で 心があまり 稼動(うご)いてくれない
乾ききった感情だけれど もうかなりガタがキてるけど
まだきっとできることが あるはずなんだ
誰かを励ますことを躊躇(ためら)うくらいに 明日に希望は抱けないけれど
同じ時代生き 共有した運命を 解かり合って寄り添うくらいならできる
何かが変わるとは思えないけど それでも……出典：https://www5.atwiki.jp/hmiku/pages/18276.html
すごく考えさせられる歌詞で、良い曲なので一度聴いてみてくださいね！
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