くわいとは野菜?漢字やおせち上の意味は?栄養や食感・産地や旬も紹介!球体の実から細長い芽が伸びている、ちょっと不思議な形をした食べ物くわい。くわいの正体は野菜?漢字ではどう書く?正月料理には欠かせないくわいのおせち上の意味や栄養、食感は?産地や旬も合わせて紹介!!
くわいとは野菜?漢字ではどう書く?
おせち料理に入っている「くわい」。
このくわいがどんな食べ物なのか、詳しく知っていますか?
今回はくわいについて徹底的に調査しました!
くわいはオモダカ科オモダカ属、水生多年草の野菜です。
大きさは品種によって違いますが塊茎(実)の直径は約2~5㎝で、塊茎から芽が出ています。
原産は中国南部で、食用として栽培しているのは日本と中国のみ。
歴史はとても古く平安時代に日本へ伝来し、書物にも登場していることがわかっています。
その後江戸時代には一般的に食べられる野菜となりました。
白くわいと青くわいがあり、白くわいは中国、青くわいは日本で主に栽培されています。
また白くわいは青くわいより大きく、楕円型の塊茎が特徴です。
くわいは漢字で「慈姑」と書きます。
これはひとつの根に沢山の実がつく様子が、慈しみながら母(姑)が子に乳をあげるように見えるからと言われています。
おせち上の意味とは?
おせち料理の食材は、それぞれに願いが込められています。
例えば
- エビ・・・腰が曲がるまで長生きできるように。
- かまぼこ・・・紅白かまぼこは新年のめでたさを象徴。形が日の出を表す。
- 黒豆・・・まめに(元気に)働けるように。
- 昆布巻き・・・昆布と「喜ぶ」を掛けている。
- 田作り・・・五穀豊穣を願う。
- 数の子・・・子孫繁栄を願う。
- 栗きんとん・・・色を財宝に例えるほか、勝ち栗と呼び勝負運の良さを願う。
- たたきごぼう・・・土の中に根を張る=家業がしっかりと根付くように。
などのように、どれも縁起を担いでいることがわかります(*^^*)
では、くわいのおせち上の意味はどのようなものでしょうか。
くわいと言えば塊茎からまっすぐに伸びた芽。
「芽が出る」に「めでたい」の語呂合わせを掛けたほか、出世を願うものとしておせち料理に使われます。
新年に食べるのにぴったりですね( *´艸`)
くわいの栄養や食感は?産地はどこで旬はいつ?
くわいの栄養や食感
くわい100gあたりのエネルギーは126kcalです。
芋類と同じで炭水化物が多く、脂質はほとんど含まれません。
そして特に多いのがカリウム。
100gあたり600mgで、カリウムが豊富と言われるほうれん草(100gあたり690㎎)とほぼ同じくらいなんです!Σ(゚д゚)
カリウムには過剰摂取した塩分を排出し血圧を安定させる力があるので、高血圧予防やむくみ解消にぴったりの食材です♪
ほかには葉酸や食物繊維も多く含まれます。
日本で主に作られる青くわいはホクホクとした食感とほのかな苦みが特徴です。
アクが強いためアク抜きをし、煮物のほか揚げ物、炒め物などにして食べることが多いです。
またアルミホイルで包んで丸焼きにするほか、スライスして揚げるくわいチップスなどの食べ方もおすすめです。
軽く塩を振っただけで十分おいしいですよ(^^♪
国産のくわいの産地とくわいの旬
国内で最も生産量が多いのは広島県福山市と埼玉県越谷市です。
なんと全国に出回るくわいのうち90%が広島県と埼玉県で生産されています!
そのほか茨城県や新潟県、京都府などでも作られています。
生産地では加工品の製造・販売もされているそうで、立ち寄った際は買ってみたいですね♪
くわいは11月~2月が旬で、ちょうどおせち料理のシーズンに旬を迎えるんですね。
今年の冬はおせち料理としてだけでなく、様々な方法でくわいを食べてみませんか?(*^^*)
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