特徴と特長の違いとは?特性や特色との使い分けは?意味や英語表記も解説!特徴と特長の違いを知っていますか?特徴と特長、そして特性や特色の使い分けができますか?しっかり理解して使い分けている方は少ないかもしれません。今回はそんな特徴と特長の意味、英語表記なども例文とともに解説します!
意味もほとんど同じでしょ?
どうしてわざわざ分かれてるのかなあ。
それなら今回は特徴と特徴の違いについて教えてあげるにゃん。
特徴と特長の違い
特徴も特長も、どちらも他と比べて目立っている点を指す言葉ではありますが、少し意味に違いがあります。
国語辞典(大辞林)を参照すると、以下のように記されています。
- 特徴
他のものと比べてとりわけちがって目立つ点。そのもの特有の点。特色。 - 特長
特に優れた事柄。特別の長所。
特徴は良し悪しに限らず、他のものと比べて特に目立つ点がある場合に使います。
つまりこれは、必ずしも良い意味で使われるとは限りません。
特長は他のものより優れている部分を指しますので、悪い意味で使うことはありません。
・この機械は、従来の倍早く作業が出来るという特徴を持っている。
・彼は鼻が大きく目が小さい、特徴的な顔立ちをしている。
下の文章はニュアンスとしてそこまで良い意味を持っている感じはしないですね。
しかし上の文章に関しては優れている点を説明しているので、「特徴」を「特長」と置き換えても構いません。
特性、特色との使い分け
特性や特色もまた、特徴と特長に似た言葉として使われていますが、それぞれの意味は以下のように記されています。
- 特性
あるものに特別に備わっている性質。特有の性質。特質。 - 特色
他のものと目立って違っている箇所。他のものと比べて優れている点。
特性はあるものが持つ特別な性質について言う言葉なので、内容の良い悪いは関係なく使います。
そして特色は他のものと比べて優れている点を指します。
例えば「犬は特性として狩猟本能がある」だとか「猫はよく身体をなめて綺麗にするという特性がある」といったように使うことができます。
特色の使い方としては、「当社の製品は他社製品にはない特色を持っている」、「本学の特色は、学生が様々な視点を持ち、深く幅広く学べること」など、あるものについて優れた部分をアピールする際に使うことが多いようです。
特徴、特長の英語表記
特徴を英語で表記すると、「Feature」や「Characteristic」となります。
厳密に言うとFeatureは「特徴」、「顔の造作、顔立ち」などの意味を持つ名詞、Characteristicは「特徴的な」「特徴のある」という形容詞です。
特長を英語で表記すると、「strong point」や「merit」、「advantage」となります。
1つ目は強いポイント、つまり強み、長所です。
2つ目と3つ目はメリット、アドバンテージとそのまま耳にすることがありますね。
・Carelessness is his principle feature.
軽率さが彼の主な特徴である。– Tanaka Corpus
・He has no special merits.
あの人はなにも特長が無い。– 斎藤和英大辞典
勉強になったわん!
でも特徴が良いこともあらわすなら、特徴で統一してもいいんじゃないかなあ。
せっかく教えたのに、ぬまくんったらしょうがないわんこだにゃん。
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