表れると現れるの違いとは?症状/効果/成果に対する使い分けや使い方!表れると現れる、同じ読み方ですがその意味の違いって何でしょうか??症状、効果、成果に対してどう使い分けるのか、どんな使い方があるのか、そんなちょっとした疑問について今回は調べていこうと思います。
表れると現れるの意味って?
表れる、現れる、読みは一緒ですが漢字が違うこの二つの意味を調べていきます。
表れるとは、隠れていたもの、隠されていたものが表面上に出てくること。感情、思想及び思考が表面から出てきて他人に知られること。
主にこの二つの意味で使われることの多い漢字です。
現れるは、今までになかった又は見えなかったものが認識できるようになること。
隠れていたものが見えること、周囲に知れ渡ること。
主にはこの二つの意味を持っている漢字です。
表れると現れるの違いって??
表れると現れるそれぞれの意味が分かったところで、その違いを詳しく説明していきたいと思います。
表れるという言葉には「表面化する」という意味があり、抽象的ではないことが表立って出てくることを指します。
つまりは心の感情が表れる時など目に見えないことはこの表れるを使います。
その一方で、現れるという言葉には「姿を見せる」という意味があり、目で見える形あるものが具体的に出てくることを指します。
つまりこの現れるは隠れていた人や物が目の前に出現したときに使います。
まあ、最初に説明した意味からも分かるように、見えるか見えないかの差が表れると現れるの違いになると思っていただければそれで大丈夫だと思います。
じゃあ、症状、効果及び成果に使うあらわれるは??
見えるか見えないかで考えるとは言っても、その使い分けが難しい場合もあります。例えば症状、効果そして成果等々。その時には表れると現れるどちらを使えばいいのでしょうか??
まず最初に言っておきたいのが、効果及び成果にはこれと言って使い分けが基本的に決まっていないということです。
しかし、それでも使い分けたいと思うのならば重要なのは「動向」そして「開花」という言葉になります。
つまり長期間の動向から効果や成果が読み取れた場合は成果若しくは効果が表れるとされ、隠されていた、知られていなかった才能が開花された場合は効果、成果が現れるという使い方をします。
では、症状の場合はどうでしょう。これも見えるか見えないかで考えれば一目瞭然です。
風邪の症状が出た、薬の副作用が出た、など抽象的な場合は症状が表れたになり、湿疹や腹痛など具体的に説明できる症状が出た場合には、現れたの方を使います。
こう言ってはなんですが、どうしてもどちらか判断できない場合はいっそのことひらがなを使うというのも一つの手ではないでしょうか?
表れると現れるの例文を紹介!!
では最後に表れると現れるの例文を紹介して終わりたいと思います。
親友とは長い仲だとは思っていたが、遂に彼女の本性が表れた。
症状が表れてからの治療では遅すぎる。
彼の描く絵には独創的な個性が表れている。
この小説の主人公は強い自己主張がよく表れている。
身体に湿疹のようなぶつぶつが現れた。
ここら辺はたまにイノシシが現れるから十分気を付けるように。
昔は夏になると蛍が現れていたのに最近は滅多に見れなくなった。
今回のテストでは、彼女の努力の成果がついに現れた。
7849
6004