OJTの意味とは?使い方や目的は?OFFJTとの違いも具体例で解説!OJTという言葉を耳にしたことはありますか?OJTとはどういう意味で、どのような使い方をするのでしょうか。OJTを行うことの目的とは?OJTだけじゃない!似た言葉OFFJTとの違いを具体例で解説します!!
OJTの意味とは?
OJTってなに?と思ったこと、ありませんか?
初めて聞いた、また聞いたことはあるけれど詳しく知らない、うまく説明できない方もいるのではないでしょうか。
OJTは「On-the-Job Training(職場内教育訓練)」の略です。
通常の業務の中で、新入社員や後輩に対して上司や先輩が知識や技術などを指導する方法です。
一般的にはマンツーマンで行われます。
この基となる訓練方法が生まれたのは第一次世界大戦中のアメリカです。
当時造船所では大幅な増員が必要となり、訓練施設での研修が間に合いませんでした。
そこで考案されたのが、現場で実践研修を行う「4段階職業指導法」です。
作業を見せる→説明する→やらせてみる→チェック・補足説明、の順を踏まえた方法で、人数の補充を早めることに成功しました。
その後「TWI研修」に発展、高度経済成長期に日本へ導入され、現在のOJTへと至ります。
OJTはあくまでも職場の中で行われる実践指導です。
職場外で行われるセミナーや講習などはOJTに含まれず、それらは「OFFJT(Off-the-Job traning 職場外訓練)」となります。
社内で行われる全体研修なども実践を伴うものではないため、OFFJTです。
OJTの目的
ではOJTはどのような目的で使われているのでしょうか。
OJTの目的は業務に必要な知識や技術を実践の中で身に着けることです。
それぞれ必要なスキルは職場によって変わるため、研修や座学だけでは実践力は身に付きづらいものです。
実際の業務に触れながらスキルを習得することで、より早く確実に戦力化できるのです。
また指導する側の伝える能力や、業務を再確認することによる理解度の上昇なども期待できます。
OJTは継続的かつ計画的な指導が必要なため、基本的にはマニュアルに基づいています。
OJTにはほかにも、積極的なコミュケーションの場になる、指導のためだけの時間を設けるコストを削減できるといったメリットがあります。
一方で指導者のスキルにより内容にバラつきが出る、計画的に行わないと単発的な指導になってしまうなどのデメリットもあります。
OJTとOFFJTの具体例
OJTやOFFJTは様々な職種で行われます。
具体例を見てみましょう(*^^*)
OJT
- 店舗での接客マナーや商品の陳列方法などを指導する
- 機械の操作手順を、実際に動かしながら説明する
- 営業の現場に同行しサポートする
- スーパーのレジ業務を二人一組で行い、手順を指導する
言葉で伝えるだけではOJTとは言えません。実践を伴った指導が特徴です。
また教えるだけでなくフィードバックを行うことが不可欠とされています。
OFFJT
- 社内で行われる全体研修やグループワーク
- 講師を招いたセミナー
- 新人研修
OFFJTで学んだことをOJTで活かすことでスキルアップをはかります。
どちらも従業員の教育には欠かせないということがわかりますね。
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