推移の意味とは?類義語や変遷・遷移・経緯との違いは何?使い方を超簡単に紹介!推移という言葉はビジネスシーンでよく使用される言葉ですが、その意味を理解していますか?今回は推移の意味、類義語、使い方だけでなく、変遷、遷移そして経緯との違いについても簡単に紹介していきたいと思います。
違う?くろちゃん!
でも他にも意味があるんだにゃっ!
推移の意味とは?
推移とはどのような意味を持つ言葉なのでしょうか?
「推移」には二つの意味があります。
- 時が変わるにつれ、状態が変化し移り変わっていくこと。
- 時が経過すること。
「推移」には時の経過とともに変化するという意味と、時が経つという意味がある言葉になります。
推移と変遷の違いとは?
推移と変遷にはどのような違いがあるのでしょうか?
「変遷」とは時の流れと共に移り変わることを意味する言葉です。
「推移」とは時が経つにつれて変化するという意味なので、使い分けが難しくなります。
しかし、一般的な使用例に違いがあります。
「円高で推移している」という表現をする際は基本的に「変遷」は使用されません。
「推移」には時が経過するという意味があり、「業績推移」のように時の変化と共に何かが変化するということではなく、ただ単に時が経過するということを意味します。
「変遷」は一般的に時の変化に伴い何かが変化するということを意味する言葉です。
時の経過の中で何かが移り変わっていくことを意味し、ただ単に時が経過するという場合には使用されません。
推移と遷移の違いとは?
次は推移と遷移の違いについて説明していきます。
「遷移」とは移り変わること、移り変わりという意味があります。
これだけだと「推移」との違いが分からないと思いますが、「遷移」は植物や量子力学といった専門分野で使われることの多い言葉です。
植物群落の変化、量子力学における状態の変化といった専門的な意味で使われることがほとんどです。
移り変わるという意味では「推移」も「遷移」も同じですが、使う場面が異なります。
推移と経緯の違いとは?
推移と経緯、この2つの言葉の違いは一体何なのでしょうか?
「経緯」にはいくつか意味がありますが、「推移」との違いを考えると物事の入り組んだ事情若しくはいきさつといった意味で考えましょう。
物事のいきさつ、筋道を示す意味が含まれている「経緯」という言葉は、移り変わりを示す「推移」と似ていますよね。
しかし、「経緯」が示す道筋には入り組んだ事情という意味があるので、その点で「経緯」と「推移」は変わってきます。
「推移」が示す移り変わりが、必ずしも入り組んだ事情というわけではなく、ただ単に数値が変化した場合でも「推移」と表現することが可能です。
推移の使い方とは?
最後に推移の使い方を例文と共に紹介していきたいと思います。
推移の使い方としては「推移する」「推移した」または「推移している」といった感じです。
動詞としてではなく、「業績推移」「連結業績推移」「売上推移」「売上高推移」そして「人口推移」と言ったように名詞として使われることもあります。
「売上推移表を参考にして来月の仕入れ量を調整しなければならない。」
「今月の売り上げは順調に推移している。」
「事の推移を見守る必要がありそうだ。」
「どんなに悲しいことがあっても月日は容赦なく推移していく。」
日常会話ではあまり使われることはないと思いますが、「推移」を使う時はこのような感じで使ってみてください。
意味が似ているからといってごちゃ混ぜにするのはよくないにゃん!
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