憂いの意味とは?類語や対義語・使い方を徹底解説!愁い・患いとの違いは何?あまり使うことがない「憂い」という言葉。聞いたことはある?意味はなに?どんな時につかう言葉?類語や対義語はあるの?「愁い」と「患い」と違いはある?耳馴染みのある言葉が少ない「憂い」について説明!!
「憂い」の意味とは?
この漢字はとっても不思議で面白い漢字なんです♪
その理由は意味にあります\(^o^)
①読み方:【うい】形容詞
意味:思うようにならずつらい。苦しい。気が進まない。切ない。心苦しい。
②読み方:【うれい】名詞
意味:悪い状態になることを予測し、心配になること。不安。嘆き悲しむこと。
一つの漢字なのに、読み方が違えば意味のニュアンスが違うんです(゚∀゚)
すごいですよね~☆
そうなると、文字で見た時にどっちの意味?!ってなり困りそう…。
あまり「憂い(うい)」の読み方は使われない事が多いんです。
読み方は「憂い(うれい)」、意味は「心配」「憂鬱」と思ってていいですよ♪
先程、くろちゃんが言った「備えあれば憂い(うれい)なし」ということわざ!
意味は「普段から準備をしておけば、いざというとき何も心配がない」という意味なんです。
このことわざでも、心配事を「憂い(うれい)」としていますね^^
「憂い」と「患い」と「愁い」の違いはある?
「憂い(うれい)」と漢字を使おうとすると候補に出てくる漢字が2つあります!
「患い」
「愁い」
同じ読み方なのに、漢字が違~うっ!!(;^ω^)
漢字が違えば、意味も違ってくるものですよね…
【患い】(うれい・わずらい)
意味:心配する。思いなやむ。病気になってなやむ。わずらう。
例文:「持病の患いを、手術の成功によってなくなった。」
この「患い(うれい)」は「患い(わずらい)」と読むことが大変多いです!
患い(わずらい)ときくと、少し意味が思い浮かびますよね!
【愁い】(うれい)
意味:心配。悲しみ。嘆き。
例文:春は愁いがそよ風と共にやってくる。
こちらの「愁い(うれい)」という漢字は、意味が「憂い」と一緒(*_*)
意味と読み方が一緒なのに、違った漢字を使うということはどうゆうこと?!
実は同じ「心配や悲しみ」という意味でもその言葉の奥に含むものが少し違うんです。
「憂い」・・・心配、おそれで思い悩む。不安。憂鬱な気持ち。
「愁い」・・・さびしい、物思いに沈む感じ。情緒的なもの悲しさ、心の中の寂しさ。
熟語でもあるように、気が晴れない「憂鬱」な気持ちの「憂い」。
「哀愁」「旅愁」など寂しさやせつなさなどの気持ちに使われる「愁い」。
少しの感情の違いを表す時に、漢字を変えているんですね~φ(..)
「憂い」の類語と対義語
少しマイナスなイメージの「憂い」という言葉。
意味として出ている「憂鬱」も類語の一つです!
ほかにはどんな類語があるでしょうか?
- 気苦労
- 気が重い
- 案ずる
- 憂慮
- 憂愁
- 気が滅入る
- 気がかり 等
たくさんあるのですが、どの言葉もやはりブルーな言葉ばかりです…。
では、対義語はどんな言葉でしょうか?
それは「喜び」なんです!
憂い(うれい)⇔ 喜び(よろこび)
心配事で憂いている時の反対の心の中は、心配事など全くない喜んでいる状態。
そう考えれば対義語は納得の「喜び」ですね☆
「憂い」を使った使用例文を紹介♪
- 憂いのある表情に惹かれてしまった。
- 憂いに満ちた顔で悩みごとを相談している。
- これからの社会に憂いを感じる。
- 彼が引き継いでくれたら「後顧の憂いなし」!
- 後顧の憂いなく、退職することができる。
表情や、悩んでいる様子などの表現に使いますね!!
例文にある「後顧の憂いなし」は「後ろを振り返る心配がない」という意味♪
心配事に当てはめて、使うこともできるようです(*´∀`*)
ぜひ、使ってみてくださいね!
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