インテリの意味とは?語源や類語・対義語を解説!インテリジェンスの略称じゃない?近年、言葉を略して使うことは多いですよね。例えば「インテリ」がインテリジェンスの略称じゃないって知っていましたか?今回は勘違いしている方も多い「インテリ」の語源と類語や対義語を詳しく解説します!
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インテリの語源はインテリジェンスではない?!
インテリの語源は、インテリジェンスだと思っている人は少なくないと思います。
インテリジェンス(intelligence)とは、知性や情報を意味します。
しかし、インテリはインテリジェンスの略称ではないんです!( ・`ω・´)キリッ
インテリの語源はロシア語でインテリゲンチャ(intelligentsiya)から来ているというのが正しいです。
インテリゲンチャの意味は、知識階級や知識階層で知識人を指します。
広い意味でインテリは、高学歴な人や教養の高い人、知的な人とという時に使われています。
インテリジェンスと意味が似ているようで紛らわしいですが、インテリはインテリゲンチャだと覚えておいてくださいね(*´ω`)
インテリの類語・対義語とは?
インテリの類語
インテリの類語には、インテリジェンス以外に次の言葉があります。
- インテリジェント・・・有能、知的な、聡明な
- インテレクチュアル・・・知的なさま
- インテリクチュアル・・・理知的
意味としては似たり寄ったりですね。
他に、イメージとしては以下の言葉が浮かびます。
聡明・頭脳明晰・物知り・学識者
ひとくちに言って出来る人というイメージです。
インテリの対義語
インテリの対義語には、次の言葉が挙げられます。
凡人・無知な・浅学非才
このように、インテリとは、凡人ではなく優れた能力を持つ人であると言えますね。
インテリの例文をご紹介!
インテリという略語が生まれたのは、明治時代以降に学問が大衆に広まっていって使われるようになりました。
1990年以降、死語(廃語)となっているインテリは、どちらかというと肯定的より皮肉っぽく使われているようにも捉えられます。
例えば、
「さすがインテリだね。なんでも知っているね。」
「あなたの息子さんはインテリだから就職は心配ないね。」
「婿選びはインテリだけではダメ、心も豊かでないと。」
と、使ったりします。
その他、インテリ男子・インテリ女子・インテリメガネ等多数の語句があります。
思い浮かぶイメージとしては、エリート・秀才・賢者・物知りなど、肯定的ほめ言葉になりますが、皮肉っぽ言い方になるのはなぜでしょうか?
人の心理的なものなのでしょうか。
言い方が悪いのか、皮肉っぽいというイメージが強すぎなのか難しいですね。
知識階級の高いインテリゲンチャの階層では、様々な分野でその幅広い見識を持ってその知恵や学術を役立てて対価を得ています。
また、物事を探求し指導したり社会の規律を立てる人を指します。
ただ、略してインテリという場合の意味は、残念なことに単に高学歴として使用されていることが多いのが現状です。
- インテリはインテリジェンスの略ではなくインテリゲンチャが正しい
- 意味は、知識人・高学歴・教養の高い人など
- 類語にはインテリジェントなどがあり、知的な人を指す
- 対義語は、凡人・浅学菲才など
- 皮肉で使われることが多い
インテリを良い意味でほめ言葉として使用してみてはいかがでしょうか?
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