がらんどうとは?類語や漢字表記・語源は何?虚無との違いを例文で紹介!がらんどうの意味は何にもないこと!?がらんどうの語源は伽藍堂なの?がらんどうの漢字表記は?がらんどうの類語はあるの?がらんどうでむなしいのが虚無!?がらんどうと虚無の違いを例文でご紹介します!
がらんどうとは?
「がらんどう」という言葉は、楽曲・漫画・映画のタイトルや歌詞に入っていることがありますね。
「がらんどうの部屋」などの使い方がされますが、どのような意味なのでしょうか?
今日は、「がらんどう」について解説していきます( ˙-˙ )
①中に人や物が入っておらず、がらんとして広いこと。
②心が空虚な状態のこと。
がらんどうとは、①家や部屋などの中に何もなくて広々とした状態や誰もいない様子のことです。
財布の中が空っぽで何も入っていないこと(無一文)のこともがらんどうと呼ばれます。
例文:「せっかくコンサートホールを貸し切ったのにがらんどうだ」
→広い場所に誰もおらず、がら空きの状態という意味です。
また、②頭の中や心の中が空っぽで空虚な状態もがらんどうと表現することがあります。
例文:「彼女はがらんどうの目で僕を見てきた」
→きょとんとした目つきや、うつろな眼差しという意味です。
がらんどうの語源と漢字表記は?
がらんどうの語源は、寺院の「伽藍堂(がらんどう)」が由来だと言われています。
伽藍堂は、伽藍神という寺院を守護する神を祀る寺院です。
伽藍堂は大きい部屋のわりには中にあまり物が置かれていないので、「伽藍堂のように閑散として何もない部屋」という意味で「がらんどう」という言葉が生まれました。
最近では、狭い部屋でも中に何もなければがらんどうと言います。
つまり、がらんどうの漢字表記は「伽藍堂」になります。
がらんどうの語源は他にも、
- 「空(から)」を強調する擬音語から来ている説
- 「がらん」「からん」「からから」「からっ」などの擬態語から来ている説
- 「空・殻(から)」が転じた説
などがあり、はっきりとした由来は不明です。
がらんどうの類語は何?
がらんどうとは、何もない状態のことでしたね。
それでは、がらんどうの類語を紹介していきましょう( ˙-˙ )
空虚、空、がら空き、空っぽ、
空虚、中空、無人、すっからかん、
人っ子一人いない、スカスカ、
がらがら、閑散、閑古鳥が鳴く、など
がらんどうと虚無との違いを例文で紹介!
「だれも住んでいなくてがらんどうの家だ」
「今までの苦労が無駄になってしまい、虚無感に襲われた」
がらんどうと虚無は、どちらも「何もないこと」という意味が共通していますが、どのように違うのでしょうか?
がらんどうと虚無の違いを例文で紹介していきましょう( ˙-˙ )
①何も存在せず、むなしいこと。
②この世に存在するすべてのものに価値や意味を認めないこと。
がらんどうは、ただ単に「何もないこと」という意味です。
先ほどの例文の「だれも住んでいなくてがらんどうの家だ」は、家の中が空っぽだと事実を述べただけというわけですね。
対して虚無は、何もなくて「むなしいこと」の意味になります。
先ほどの例文の「今までの苦労が無駄になってしまい、虚無感に襲われた」は、心の中が空っぽになってしまいむなしい気持ちという意味なのです。
がらんどうと虚無の違いをまとめると、以下のようになります。
がらんどう:何もないこと
虚無:何もなくて、むなしいこと
がらんどうでむなしい=虚無というわけですね( ˙-˙ )
がらんどうの使い方について、いかがでしたか?
何かが空っぽになってしまったら、がらんどうを使ってみましょう( ˙-˙ )
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