餅つきの由来とは?縁起物?歴史を解説!韓国式餅つきもある?苦餅も!餅つきと言えば、お正月などのお祝いの場で行われる行事の一つですよね。そもそもこの餅つきの由来や歴史について考えたことはありますか?そして、餅つきは縁起物なのでしょうか!?今回は韓国式餅つきや苦餅も併せて、餅つきについて紹介します!
餅つきの歴史って今まで考えたことなかったけど、なんか知りたくなったわん!
だから今回は2人で餅つきについて学びましょう!
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餅つきの由来とは?
日本には稲作信仰というものがあります。
それによって稲は「稲魂」や「穀霊」が宿った神聖なものだと考え、崇められてきました。稲から採れる米は人々の生命力を高める特別な食べ物であり、餅や、酒はとりわけ力が高いとされています。
そこで、お祝い事や特別な日である晴れの日に、餅つきをするようになりましたのです。
当然、餅つきは一人では出来ませんよね?
大勢で餅つきをすることで、連帯感を高め、その場に居る全員で喜びを分かち合うというような社会的意義もあります。
そして、お正月には鏡餅、3月の桃の節句にはひし餅、5月の端午の節句にはかしわ餅というように、お祝いのものとしても欠かせない食べ物になってきています。
とりわけ日本の行事文化の中心であるお正月はお餅が重要な役割を果たすので、年末に餅つきをするようになったのです。
餅つきは縁起物?
上記で説明したように、日本ではお正月はもちろん、家を新築した際や結婚式などのお祝い事にも餅つきをして紅白の餅を振る舞う習慣があります。
おめでたい日に行うので、餅つきは縁起物ということなのでしょうか。
実は、餅つきをする臼と杵の形はそれぞれ女性と男性を表し、子孫繁栄、家の繁栄の象徴として、各家庭で大切にされていました。
昔は、家を新築する場合、大工さんは臼と杵も作り、その家に納めていたのです。
ですから、餅つきは縁起の良いものとされ、さまざまな晴れの日に行われるようになったというわけです。
餅つきをしてはいけない日はあるの?
餅つきを自宅などで行うにあたって、特にお正月の準備の際には餅つきをしてはいけない日というものがあるんです。
お正月は数ある神事の中でも特に重要視されていて、餅つきのしきたりがあります。
では、それぞれの日にちを見ていきましょう。
12月26日
この日もやはり語呂合わせで、言葉の音韻からきています。
6という読みから「ろくなことがない」とされてこちらも験を担ぐ人にとっては避けたい日です。
12月29日
これは正月飾りを飾ってはいけない日でもありますが、意味としては、29という数字は「二重に苦しむ」と捉えられることから縁起が悪いとされています。
この日に餅をつくと「苦餅」と言い、昔から禁忌とされています。
12月31日
この日は大晦日で、一年の最後の日です。
特に鏡餅が該当するのですが、この日はお正月飾りを飾ると、「一夜飾り」と言われて神様に失礼だということになってしまいます。
それに合わせて、この日は餅つきをしてはいけないとされています。
その理由は、お米には神様が宿ると言われており、「一晩で慌てて準備をすることは神様に対して失礼」という考えがあるからです。
餅つきに最も適した日はいつ?
餅つきに適さない日について紹介しましたが、逆に餅つきに最も適した日はいつなのでしょうか。
一番適しているとされているのは、12月28日です。
それはなぜなのか。
28日は末広がりで縁起がよいとされているからです。
他にも、古代日本において8は聖数とされ、数が多い、大きいという意味でも使われてきた数です。
また「8」も横にすると∞になるということでも、縁起の良い数字とされています。
韓国式餅つきとは?
韓国式の餅つきを見たことはありますか?
韓国式の餅つきでは、臼を使いません。
全く使わない訳はないのですが、床の上に板を置いて、そこで餅をつくというスタイルが一般的です。
餅つきをしてはいけない日があるなんて驚きだわん。
今回もいい勉強になったにゃん♪
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