トレビスとは野菜?紫キャベツとの違いは?苦い味?英語表記や栄養も!トレビスとはどんなもの?野菜?トレビスと紫キャベツとの違いは一体何?トレビスの味は苦い?トレビスの英語表記は?トレビスに含まれる栄養は?今回は日本に入ってきたのが比較的新しい野菜、トレビスについて解説していきます!
サラダに入れると彩りがきれいになっていいよね!
…あれ、トレビスって書いてある。
見た目は似ているけど、トレビスと紫キャベツは別の野菜よ。
イタリア語とか、英語とかの表記の違いじゃないの!?
トレビスとはどんな野菜?
トレビスとは、地中海沿岸原産の赤紫色をした葉野菜です。
11月から3月ごろ出回りますが、日本に入ってきたのが1980年以降と比較的新しいため、あまり馴染みはないかもしれません。
トレビスにはキャベツのような丸いものと、白菜のような形の細長いものがあります。
食感はキャベツとレタスの中間のような感じで、柔らかいながらすこしサクサクとした食感があります。
特徴的なのはその色ですが、どうして赤紫色をしているのでしょうか。
トレビスは遮光した棚で栽培するために日光が当たらず、緑色になるはずの葉緑素の生成がされず紫色になります。
何代もこの栽培方法を繰り返して葉緑素を抜いていって現在のトレビスは赤紫色が強く表れるようになったのです。
ちなみにトレビスという名前はフランス語の名前で、イタリアでは「ラディッキオ」という名前で呼ばれています。
丸い形のキャベツに似た方は「キオッジャ」とも呼びます。
トレビスという名前はイタリア北部のTreviso(トレビゾ)という町の名前に由来しています。
トレビスと紫キャベツとの違いは?苦い味?
紫キャベツとトレビスは外見がよく似ていますが、植物の分類から違います。
トレビスはレッドレタスという別名があるように、キャベツよりもどちらかといえばキク科のレタスに近い植物です。
より近いのはチコリで、トレビスは赤チコリと呼ばれることもあります。
紫キャベツはアブラナ科に属しています。
トレビスはチコリの仲間なので似たような特有の苦味があり、加熱するとこの苦味は増します。
加熱するとせっかくの色も少し褪せるためサラダとして生食で食べるのが一般的ですが、肉料理の付け合せとして食べられることも多いようです。
トレビスの英語表記や栄養は?
トレビスの英語表記
トレビスは英語で「Red-leaved chicory」と表記されます。
「Italian chicory」と表記されることもあるようです。
赤い葉のチコリ、もしくはイタリア産のチコリということでその名の通りでわかりやすいですね。
トレビスの栄養
トレビスにはポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれており、抗酸化作用により活性酸素を抑え、がんの予防や老化の防止などに効果的です。
ブルーベリーなどにもよく含まれるアントシアニンは、眼精疲労の効果も有名ですね。
また、トレビスはカリウムを比較的多く含むので、血圧の上昇を抑制する効果も期待出来ます。
しかしレタスの仲間だけあって水分が90%以上を占め、ビタミン類の栄養素はあまり含まれていません。
その点では紫キャベツの方が栄養豊富ですが、トレビスには特有の味や食感があるため、他の食材との組み合わせで複雑な味わいを出すことが出来ます。
その時の料理の雰囲気や好みに合わせて使ってみると良いでしょう。
でも苦いのかあ…ううーん…。
この味だからこそ好きって人もいるのよ。
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