ボルシチとは?英語・ロシア語?味やカロリーは?作り方(ビーツ入り)も!ボルシチと聞くとどのような食べ物を思い浮かべますか?近頃ではお店のメニューの一つになっていたりしますが、具体的にはどのようなもので、語源は英語かロシア語か調べていきます。味やカロリー作り方も説明していきます!
ボルシチとは?
ボルシチと聞くと、どのような食べ物を連想しますか?
「ボルシチ」というのはロシアで食べられている定番の料理であり、ロシアを代表すると言ってもいいくらいの食べ物です。
ロシアを代表する料理と言いながら、正確にはロシアの隣に位置するウクライナ料理に分類され、ルーマニアなどを含む東欧諸国で普及したスープになります。
まあ、つまりボルシチとは煮込み料理の中のスープに分類される食べ物です。
その歴史は古く、中世にまで遡ります。
ウクライナでは煮込み料理が発展しており、それにビーツという食材を入れることによって名前が「ボルシチ」となりました。
冬になると寒さが厳しく、煮込み料理など身体が温まる食べ物が多いウクライナですが、ボルシチのレシピは何十種類もあり、それほど昔から存在している料理になります。
それがロシアに伝わったのは19世紀ごろと言われています。
ロシアも東欧諸国と同じく冬の寒さが厳しい国なので、煮込み料理であるボルシチは大人気となり、今でも食べられています。
土地が大きいロシアでは、地域ごとに材料や作り方が異なり、味も違っているのが特徴です。
ボルシチの語源とは?
ウクライナで生まれ、ロシアに伝わったボルシチという料理ですが、その語源は英語?ロシア語?
ボルシチの語源についてはいくつかの仮説がありますが、定説はありません。
仮説としては「Бърщь(ボルシチ)」と表記される古スラブ語のテーブルビートの名前であり、それを使ったスープなので「ボルシチ」と呼ばれるようになりました。
因みに、テーブルビートというのは先ほど出てきたビーツのことで、アブラナ科の蕪(かぶ)に似ているところから「赤蕪」と呼ばれることもあり、アメリカでは「血蕪」と呼ばれていたこともあります。
しかし、ビートはアカザ科であるので蕪とは全然違う野菜になります。
つまり、ボルシチの語源は英語でもロシア語でもなく、古スラブ語というのが有力な説です。
ボルシチの味やカロリーとは?
そんなボルシチですが、どのような味でどれくらいのカロリーがあるのでしょうか?
ボルシチというのは、あまり調味料の使わない料理で、食材の旨味を楽しむスープとなります。
つまり、これと言った味ではなく、使う食材によって色々変化する料理となっています。
そんなボルシチの栄養成分は一人前390.5gとし
- エネルギー:215kcal
- タンパク質:11.6g
- 脂質 :14.14g
- 炭水化物 :8.94g
となります。
使う食材によって異なってはきますが、大体この程度と言うことを頭に入れておいてください。
ボルシチの作り方とは?
では、最後にボルシチのレシピを紹介して終わろうと思います
まずは材料の紹介から
- 牛肉シチュー用:250g
- 玉ねぎ :1個
- キャベツ :1/4切れ
- 人参 :1本
- にんにく :2片
- ビーツ :1個
- ミニトマト :8個
- ブイヨン :3個
- ローリエ :1枚
- 水 :2000cc
- 塩コショウ :適宜
- 油 :適宜
- サワークリーム:盛り付けてから
- ディル :盛り付けてから
かなりの量ですね…
では作り方に入っていきます。
- 鍋に油を入れ、火にかけます。
- にんにくと玉ねぎのみじん切りと牛肉を入れて炒めます。
- そして半分に切ったトマトを入れて更に炒めます。
- 水、ブイヨン、ローリエをそこに加えて一時間ほど煮込みます。
- キャベツと人参の千切りを加え、更に30分煮込みます。
- スライサーですりおろしたビーツを入れ、塩コショウで味を調えた後、少し煮込んだら完成です。
煮込み時間は相当ですが、材料の割に作り方はシンプルですね。
因みに、ビーツは入れても入れなくても大丈夫みたいですよ!
ボルシチというのはウクライナからロシアに伝わった料理で、語源は古スラブ語とされています。
カロリーも炭水化物もそこまで高くないので、女性も気軽に食べられる料理ですね。
作り方は、材料の割にはシンプルですが、煮込み時間が長いので時間のある時に一度作ってみてください!
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