詭弁の意味とは?誤謬との違いは何?類語や対義語・使い方を例文で!詭弁という言葉を聞いたことがあるでしょうか?今回は詭弁という言葉の意味について紹介していきたいと思います。詭弁の意味だけではなく、誤謬との違い、類語、対義語、そして使い方を例文を挙げて説明していきたいと思います。
くろちゃん、なんて書いてあるか読めないよー(´・ω・`)
詭弁の意味とは?
詭弁とはどのような意味を持つ言葉なのでしょうか?
まず「詭弁」とは「きべん」と読みます。
道理に合っていないにもかかわらず相手に対し、いかにも道理に合った話をしていると錯覚させようとして用いる理論のことを「詭弁」といいます。
詭弁を用いる側にもそれを悪用し技術的に用いたり、悪意は全くなく、ましてや故意にでもないのですが、自身の立場を確保するため、意見を無理に通すために用いるケースもあります。
「詭弁」の「詭」とは「人を欺く」「偽る」といった意味があり、「弁」には「話す」「説明する」といった意味があります。
このことからも分かるように、詭弁が意味することとは自身の話を偽り、誰かを欺くために話をする、若しくは説明をするというものです。
詭弁と誤謬の違いとは?
詭弁と誤謬にはどのような違いがあるのでしょうか?
「誤謬(ごびゅう)」は、まちがえること、まちがい、またはあやまりという意味がある言葉です。
そして、論理学では一見正しく見えるけれど誤っている推理のことを指します。
「詭弁」は自分の意見を通すため、自分の立場を守るための論法ですが、「誤謬」は誤った推論形式や前提を主張することを意味します。
つまり、「誤謬」とはただ単に間違えただけだということです。
詭弁の類語とは?
では、詭弁の類語にはどのような言葉が存在するのでしょうか?
- 屁理屈 :筋道の立たない、若しくは道理の通らない理屈。
- こじつけ :こじつけること。無理強いすること。
- 欺騙(きへん):あざむきだますこと。
- 詐欺 :巧みに偽って金品を騙しとったり、相手に損害を与えたりすること。
詭弁の対義語とは?
では、逆に詭弁の対義語についても見ていきましょう!
- 正論:道理にかなった常識ある正しい議論のこと。
詭弁の使い方とは?
最後に詭弁の使い方を例文を挙げて説明していこうと思います。
「彼の巧みな話術では、例え詭弁だとしても気づけないだろう。」
「大統領の主張には詭弁が多かったのだが、国民はまんまと納得してしまった。」
「自分の主張を押し通すためには詭弁を弄する必要があった。」
「弁が立つ」と混同し「詭弁が立つ」といってしまう人も多いかとは思いますが、それは間違いです。
実際は例文のように「詭弁を弄する」と言うフレーズが正しいので間違えないようにしてください。
詭弁のまとめ
詭弁という言葉についてまとめていきましょう。
「詭弁」とは「きべん」と読み、道理に合っていないにもかかわらず相手に対し、いかにも道理に合った話をしていると錯覚させようとして用いる理論のことを言います。
「詭弁」とは何かの目的のための論法ですが、「誤謬」はただ単に間違いを指す言葉なので、注意して使い分けてください。
類語には「屁理屈」「こじつけ」といった言葉、対義語には「正論」が当てはまります。
「詭弁」の使い回しは「詭弁を弄する」なので、「詭弁が立つ」とは言いません。
一瞬まともなことを言っているように感じても、冷静に相手の立場を分析し、話に耳を傾ける必要がありますね。
二つを混同しないように注意することが大切だにゃっ!
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