前方後円墳の意味とは?場所は韓国や奈良/大阪にある?向きや謎も!歴史の授業で習った前方後円墳の意味って?国内最大の前方後円墳は大阪の大仙陵古墳で世界三大墳墓の一つ!?前方後円墳の場所は韓国や奈良にもあるの?前方後円墳の向きは丸の部分が後ろなの?前方後円墳の中身の謎も解説します!
前方後円墳の意味とは?
出典:https://kotobank.jp/word/%E5%8F%A4%E5%A2%B3-65960
中学・高校の歴史の授業で「前方後円墳」を習いましたが、覚えていますか?
忘れている方が多いかと思います(^▽^;)
今日は、「前方後円墳」について解説していきましょう(o^∇^o)ノ
古墳時代に作られた古墳の一形式。
円墳と方墳が組み合わさった形をしている。
簡単にいえば、前方後円墳は有力者のお墓です。
前方後円墳は古墳時代(3~6世紀頃)を代表する古墳の一形式で、日本にある大型の古墳のほとんどが前方後円墳になっています。
円形の墳丘(後円部)と方形の墳丘(前方部)がくっついており、空から見ると鍵穴のような形が特徴で、日本独特の形状です。
後円部に埋葬し、前方部は祭式の場とされています。
ちなみに、前方後円墳は英語ではkey hole shaped(鍵穴形)と訳されています。
前方後円墳の場所は韓国や奈良/大阪にある?
前方後円墳は大和(現在の奈良県)を中心に、本州・四国・九州とその影響を受けた朝鮮半島南部に分布しています。
千葉・神奈川・福岡・東京にも前方後円墳がありますよ。
国内最大の前方後円墳は、大阪府にある仁徳天皇陵(大仙古墳・大仙陵古墳・仁徳陵古墳)です。
大仙陵古墳は、全長約486m、後円部径約249m、高さ約35.8m、前方部幅約307m、高さ約33.9mとなっています。
ちなみに、日本で一番大きな前方後円墳は大仙陵古墳ですが、二番目の規模は同じく大阪府の「応神天皇陵」です。
奈良県にも、多くの前方後円墳が存在しています。
規模が大きいものには、見瀬丸山古墳・渋谷向山古墳・箸墓古墳・五社神古墳・ウワナベ古墳などがあります。
大和政権の影響を受けた韓国(朝鮮半島西南部の栄山江流域)にも前方後円墳と同じ形状の十数基の古墳が見られます。
当時の日本と韓国の政治・経済・文化を知ることができる資料として注目されています。
前方後円墳の向きや謎も!
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前方後円墳の字を考えると、前方部(四角部分)が前で、後円部(丸の部分)が後ろということになります。
鍵穴型とも言われているので、丸の部分が前に思えるのですが、逆なのですねΣ(・ω・ノ)ノ
前方後円墳という言葉は、蒲生君平の「山陵志」で初めて使われました。
古墳の四角の部分に参拝する場所があったからという説や、古墳を横から見た形を貴族の乗る車に見立てて丸の部分を車としたからという説などがあり、向きを決めた理由は明確にわかっていません。
古墳はお墓なので、遺体が埋葬されていますが、他に中身は何が入っているのでしょうか?
副葬品として棺に納められる埋葬品には、銅鏡・石製品・玉などの装身具・剣や刀などの武器・鎧などの武具といった身の回りの品物があります。
棺のまわりには、石製模造品・鉄鏃・槍・農工具・土器など、葬式のときに使われたものが置かれていました。
前方後円墳について、いかがでしたか?
ぜひ、古墳めぐりをしてみてくださいね!
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