バサラの意味とは?真言や日本の歴史に関係する?代表的な名前は?バサラという言葉を聞いたことありますか?意味は何でしょう?真言や日本の歴史に関係するってどういうこと?代表的な名前は??モヤッとする悩みを解消してスッキリしさせよう!今回はバサラについて解説しますよ☆
バサラの意味とは?
バサラと聞いて、どこかで聞いたなぁ~と、ずっと考えていたら、漫画であったんですよ。
田村由美さんの「BASARA」という漫画。
すごく印象的な表紙を飾っていたので、頭の記憶にまだあります(^^)
では改めてバサラについて解説していきましょう。
バサラは【婆娑羅】と漢字で書き表します。
- 遠慮がなく勝手に気ままに振る舞うこと。
- はでに見栄を張ること。
婆娑羅は「ばしゃら」「ばしゃれ」とも言います。
鎌倉幕府の滅亡後に流行した風潮で、華美な衣装で飾り立てて、人生を謳歌するさまをいいました。
バサラ:真言や日本の歴史に関係する?
バサラと真言
皆さんは「おん ばさら たらま きりく そわか」という言葉は聞いたことありませんか。
何だこれ?!って思う方もいますよね?
上記は真言(しんごん)になります。
十二支の子の生まれの人が唱える言葉で、厄を祓ってくれます。
そう真言とは「仏の言葉・密教で真理を表す秘密の言葉/呪」の事を言います。
- 真言は「サンスクリット語」を日本語訳した形になり、大日経などの密教経典に由来しています。
- 密教とは教団の中で秘密の協議と儀礼を師資伝承で伝えていく仏教の事です。
上記の言葉のようにバサラは真言にも関係しているのです。
密教の真言をご紹介しましょう。
1:おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はら ばりたや うん
聞いただけだと、宇宙人の言葉?ってなりますが、真言は災難を取り除く最強の言葉になります。
災難続きの方はこの真言を唱えてみるといいかもしれません。
すべての災難が取り除かれ、先祖供養としても大きな力を発揮する真言となっています。
2:おん あびらんうんけん ばさら だどばん
ばさらが出てきましたね。
これは慈悲と思いやりにあふれた、仏の心で豊かに生きることができる真言です。
短気な私にいいかもしれません(=゚ω゚=)
真言のバサラ【伐折羅】は金剛石を指します。
バサラと日本の歴史
バサラ【婆娑羅】は先述したように、鎌倉時代後の風潮でもあります。
日本の中世、南北朝時代の社会の風潮や文化的流行を表す言葉です。
公家や天皇といった名前だけの権威を軽んじて嘲笑・反撥し、派手に豪華に振る舞い、粋で華美な服装を好む美的センス、室町時代の初期に流行。
その後、戦国時代の下剋上の風潮の始まりになったとされています。
バサラの代表的な名前
ではバサラで有名な大名をご紹介しましょう。
- 佐々木道誉
婆娑羅と言えばこの人でしょうね。
佐々木道誉について詳しくみていきましょう。
バサラっぷりをご紹介(笑)
- 足利義満が離反されると、後醍醐天皇に転じる。
光厳天皇を連れた六波羅の落人を全滅する際、三種の神器を強奪。 - 尊氏が後醍醐天皇と戦うのを嫌がりひきこもる。その際、道誉は瀕死の状態で、新田に降伏するが、尊氏が出陣する際はそっちに復帰。
- 部下が妙法院の坊官と喧嘩した際の報復(逆恨み)として寺を丸焼き。
- 比叡山が上記の事柄で流刑としますが、宴をし共は猿の皮の腰当をするという偉業。
※比叡山の守護神・日吉神社の使い「猿」へのあてつけです;
まだありますよ。
流刑にもかかわらず、あちこち旅行して帰ってくるとか(゚д゚)
素晴らしいくらいの自由人ですね。
道誉の「乱暴・無遠慮・派手」な行動から分かるように、まさにバサラって感じです(^▽^;)
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