スラーの音楽記号の意味は?タイとの見分け方や書き方の違いは何?楽譜上で使われている「スラー」ってご存知ですか?「なんとなく知ってるけどはっきり意味までは・・・」という方いませんか?今回はそんな音楽記号「スラー」の意味や「タイ」との見分け方や書き方の違いについて分かりやすく解説!
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スラーの音楽記号の意味は?
スラーは楽譜上によく出てくる音楽記号!「音を表現する基本!」である記号なのでしっかり理解していきましょう!!(^_-)-☆
スラー=いくつかの音符の上または下についた弧線で、音と音を切らずになめらかに続けて演奏すること!
スラーの意味は、音をただなめらかに繋ぐということ(^^♪
もう一つ、スラーには「なめらかに演奏する」という意味のほかに「息継ぎする」という役目もあります!!
表現の仕方は、「音と音が切れないようにつなげて弾く」ということ。でも、意味はそれだけでなく、「フレーズの区切りを表している」ということも意味しているということです!
つまり、ただ音の連なりが流れていく・・・ということではなくて、スラーによって音のまとまりを作り、ここまでで一区切り。次からまた新しい音が始まっていく!ということを表現します!
まとまりを感じられるように「スラー」を演奏するには、「始まりの音と終わりの音を丁寧に演奏する」ことが大事になります!♪
スラーとタイとの見分け方や書き方の違いは何?
楽譜上で見るとどちらも音符と音符をつなぐ弧で表されていて、あまり違いが見られない「スラー」と「タイ」。では、一体何が違っているのでしょうか??
タイの音楽記号の意味は・・・
タイ=連続する2つの同じ高さの音を弧線で結ぶことで、1つの音のようにつなげて演奏すること!
タイは同じ音で結ばれているのに対してスラーは違う音で結ばれているんです!♬
スラー=違う音
タイ=同じ音
スラーは3つ以上連続する音符を結ぶことがありますが、タイは連続する2つの音符だけ♪
連続する3つ以上の音符にタイをつける時は、音符の合間ごとにタイをつけることになります!
文字の説明だけでは分かりにくい部分もあると思うので、動画↓もご覧になってみてください♪
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=F0zUdIUGtwU&w=854&h=480]
また、タイを使うことで普通の音符で表すことが出来ない長さの音符をつくることが出来るんです。
音符で一番長いのは全音符。ですが、全音符は2小節同じ音を続けたいとき、全音符では表すことはできません。そんなとき、タイを使うことで音符をつなげて2小節の音を作ることができます。
スラーやタイがかかっていても、「スタッカート」や「テヌート」記号があれば音を区切ってくださいね!スタッカートがついたスラーを「スラースタッカート」といいます。
なめらかに演奏するのですが、音と音の間にすき間をあけてあげるということです。
スタッカートがついていれば音は短く、テヌートがついていれば音は長めに演奏♪
つまりタイやスラーではないので、音が完全につながってはいけないということです!
それぞれの意味を見落としてしまいがちな「スラー」と「タイ」。よく見かける記号だからこそ、楽器を演奏するということで基本となる記号なんだと意識しておきたいですね♪
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