適用/適応/適合/摘要の違いと意味は?使い分けと正しい使い方を例文で確認!適用・適応・適合・摘要、それぞれの違いと意味、説明できますか?使い分けがわからないと、正しい使い方もできなくなってしまいます。使い分けと正しい使い方を例文で確認!今日から間違えずに使えます!!
適用/適応/適合/摘要の違いと意味は?
適用・適応・適合・摘要。
どれも「てき」と読む漢字が使われているうえに響きが似ているので、使ってみようとすると混乱しがちですよね(*_*)
特に「適用」と「適応」の使い分けに迷う人が多いそうです。
迷わないようにするために、詳しく確認してみましょう(*^^*)
◎適用の意味
法律や方法などを当てはめて使うこと。
「適」の意味はふさわしい、あてはまるなど。
「用」の意味は用いる、役立てるなど。
法律や規則はそれぞれ適したものを使いますよね。
適用はまさに「その場面にふさわしいものを用いる」ということです。
◎適応の意味
その状況(環境や条件など)にふさわしいこと、またはあてはまること。
「応」の意味はふさわしい、つりあう、こたえるなど。
環境に合うように動物が変化を遂げることなどを適応と言います。
また状況や事態に合わせて行動したりすることも適応です。
◎適合の意味
ある事情や状況にぴったりとあてはまること。
「合」の意味は一致する、あわせるなど。
適応と似ていますが、適合の方がよりぴったりと当てはまった状態を表します。
また適合は防火基準や安全基準、生産基準などのような「決められた事柄と一致することが必要なもの」がきちんと当てはまっているかを表すときに多く使われています。
◎摘要の意味
重要な箇所を抜き書きすること。
「摘」の意味は選んで取り出すなど。
「要」の意味は大事な部分、必要であるなど。
意味だけを見ると間違えてしまいそうなのが「抜粋」です。
抜粋は必要でない箇所を抜き書きすることも当てはまりますが、摘要はあくまでも「重要な箇所」の抜き書きを言います。
適用/適応/適合/摘要の使い方を例文で確認!
適用の例文
- この乗車券の購入には学生割引が適用される。
- 労働基準法が適用されない職種もある。
- 介護保険が適用されるサービスを受ける。
- 携帯電話の料金プランを選ぶための適用条件がある。
適応の例文
- その生物は気候の変化に適応するために進化した。
- 彼は新しい環境にもすぐに適応する。
- 人間の適応には外的適応と内的適応が存在する。
- 少しずつ時間をかけて新しい生活に適応できるようになった。
適合の例文
- 法令に適合しているかを決定する。
- 生産基準に適合している。
- 社会に適合するためには、人とのコミュニケーションも大切だ。
- 今の日本に適合した教育方法である。
摘要の例文
- 伝票の摘要欄に記入した。
- 説明しやすくするために内容を摘要した。
- 摘要を添えて提出するよう指示した。
- 資料の摘要作業に時間がかかってしまった。
それぞれの例文をいくつかご紹介してみました。
参考になりましたか?
どれを使えば正しいのかわからなくなった・・・そんなときは言葉の意味を調べて一度整理しておけば、混乱することなく使えますね(^^♪
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