経験を「生かす」と「活かす」の違いや使い分けは?就活や志望動機はどっち?「経験をいかす」という言葉を使う場合、この「いかす」は「生かす」と「活かす」どちらなのでしょうか?その違いや使い分けについて説明していきます。就活や志望動機ではどっちを使った方がいいのかも調べていきます。
説明していくからきちんと聞いておくこと!!
「生かす」と「活かす」の違いとは?
「生かす」と「活かす」の違いについて説明していきたいと思います。
「生かす」の意味とは?
「生かす」は、生き死にの生きるという意味から、生き生きとした笑顔といった状態を表す意味、または生きた味わいなど感覚を表す意味まで幅広い場面で使用することのできる言葉です。
「生かす」は常用漢字であり、その使い方は幅広く、「生かす」を使用して間違える場面は少ないため、漢字に迷った場合は「生かす」を使用しておけば問題ありません。
簡単に言ってしまえば、「生かす」という言葉はそれだけ流用性のある言葉なのです。
「活かす」の意味とは?
「活かす」の意味は能動的かつ主観的です。
自分から見て物や状況を説明する時に使用するのが「活かす」という言葉になります。
そして、「活かす」を人に対して使うことはあまりありません。
なぜなら失礼にあたるからです。
物や状況に対して使用する「活かす」を人に対して使用することは、その人に対して大変失礼になるということを覚えておいてください。
なので「活かす」を使用するのは物や状況に対しての限定的な場面のみです。
「包丁の切れ味を活かす。」
「苦しい状況を逆に活かしていきたい。」
と言うように「活かす」の使い方は限定的です。
それでは、自分のことに対しての言葉としてはどうなのでしょうか?
「自分の能力を活かす。」
この使い方は正しいように見えますが、間違っています。
上でも説明しましたが、「活かす」という言葉は人には使わない上に、常用漢字ではありません。
しかし、自分の能力を活用したいというニュアンスを伝えたいのならば「活かす」を使用するのもありでしょう。
なので「活かす」の使い方には注意が必要になってきます。
就活や志望動機で使うのはどっち?
就活や志望動機で使うのは「生かす」と「活かす」どちらになるのでしょうか?
履歴書でよく「経験をいかす」という言葉を使用することも多いとは思いますが、このときの「いかす」は「活かす」が正解になります。
それまで培った能力や経験を「活用したい」という意味なので、「活かす」という漢字を使用してください。
「経験を生かす」の方が正しいといっている人もおり、混乱するかもしれません。
もしも間違っていたら嫌だ、間違っている漢字を使っていると思われるのが嫌だ、という人は「いかす」とそのままひらがなを使用するのもありでしょう。
「生かす」と「活かす」のまとめ
意外と分かりづらい「生かす」と「活かす」の違いをまとめていきたいと思います。
「生かす」というのは生命に関することの生き死にを指し、「活かす」というのは能力や特性に関することを指すときに使用します。
使い分けのポイントはその対象が生き物なのか能力なのかです。
生物を死なせないようにする、生き返らせるという場合は「生かす」になり、能力や性能を発揮、若しくは活躍するならば「活かす」が正しい使い方となります。
その対象が生き物だったら「生かす」が正しい選択になるにゃん!