パラサイトの意味とは?英語表記やニートとパラサイトシングルの違いは何?パラサイトという言葉を聞いたことがありますか?ニートやパラサイトシングルと似たような意味を持つ言葉らしいのですが、その意味とは何なのでしょうか?そしてパラサイトを英語で表記するとどうなるのかも調べていきます!
パラサイトの意味とは?
パラサイトという言葉を耳にする機会があるかと思いますが、その意味を理解しているでしょうか?
「パラサイト」というのは英語で「parasite」と綴られ、「寄生虫」若しくは「寄生生物」という意味を持つ言葉になります。
様々な宿主に寄生する生物という意味があるパラサイト、それが転じて「居候」や「厄介者」と言った「他人に依存して生きている人」という意味でも使用することがあります。
因みにパラサイトには「たかり」というニュアンスも含まれており、お金を家に入れていたり、家事を分担したりと、実家で親と助け合って生活している人はパラサイトという分類には入りません。
ニートとパラサイトシングルの違いとは?
では、そんなパラサイトと似たような意味を持っていそうなニートという言葉の違いとは一体どこにあるのでしょうか?
「ニート」というのは英語で「NEET」つまり「not in education, employment or training」の略です。
この言葉は学校にも行っておらず、働いてもおらず、職業訓練さえ受けていない若者のことを指す言葉になります。
1999年にイギリスにて生まれた造語で、日本にもその概念が導入され、頻繁に使用されるのにそう時間はかかりませんでした。
しかし、日本でのニートはイギリスのニートとニュアンスが少し違っており、15~34歳の非労働人口のうち、学生と主婦を除いた層をニートと呼びます。
つまり、家事手伝いを称している人たちはニートに含まれないということです。
「パラサイトシングル」というのは「パラサイト」の略称になります。
つまりは、学校を卒業しても尚、実家に居座り、基本的な生活の条件を親に依存している未婚者のことを言います。
因みに、パラサイトと呼ばれるようになったのは「パラサイト・イヴ」という瀬名秀明作の小説により急速に世の中に広まったと言っても過言ではありません。
今では若者に対する批判の言葉として使用されていることがほとんどですが、昔はこのような考え方は存在していませんでした。
経済の低下や少子化が進むにつれて、その矛先が現代の若者に向けられていると言っても過言ではないでしょう。
ニートは学校にも仕事にも行っておらず職業訓練も受けていない、という点ではパラサイトシングルと似ています。
しかし、ニートの方は生活費の保護から娯楽費の支給、と仕事をしていないため全てのお金を親に保護してもらっていることです。
パラサイトシングルになる人は、仕事は一応しているのですが、給与が低い、実家が心地いい、親も子離れできないと言った様々な原因が存在しています。
一番の違いは、一応は仕事をしているということでしょう。
パラサイトというのは「寄生虫」と言った意味を持ち、他人に依存して生きている人を表す言葉の一つです。
パラサイトシングルとはパラサイトの略称になり、一応は働いているのですが様々な原因が重なり親に依存しないと生きていけない人。
ニートは学校にも行っておらず、仕事にもついていない上、職業訓練すら行っておらず、その点でパラサイトとは違ってきます。
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