寒さ厳しき折の意味や例文とは?ご自愛は必須?12月・1月・2月や年賀状に使う?皆さんは上司や目上の方に手紙を書いた事はありますか?手紙などで使う寒さ厳しき折の意味とは何?例文は?ご自愛は必ず付けるものなの?12月・1月・2月や年賀状に使うのか。併せて説明いたしましょう!!
手紙の基本の書き方は?
友人同士で手紙のやり取りや親しい仲では、自分の思うように書けばいいと思いますが、目上の方、若しくは上司などに手紙を書く場合、いつも通りではいけませんよね?
人付き合いのマナーやオフィスマナーなど、マナーには色々ありますが手紙にもマナーはあります。
手紙の書き方をまず見ていきましょう。
〔出典元〕https://gogenyurai.net/wp-content/uploads/2019/01/letter-ex.gif
基本は4つの構成になっています。
- 全文:時候の挨拶、相手と自分の健康状態、日頃の感謝など
- 注文:手紙の目的や要件は何か。
- 末文:相手側の繁栄、結びのあいさつなど
- 後付:日付・署名・宛名
これら4つを軸に手紙を書いていくのですね。
「寒さ厳しき折」の意味と例文
では、「寒さ厳しき折」とはどこに配置すればいいのでしょう。
4つの構成から考えて
前文の時候の挨拶もしくは結びのあいさつ
になりますね。
どういう意味でしょうか。
寒さ厳しき折の「折」とは、時・場所・状況・季節などの意味になりますので、
≪寒さの厳しき折≫:
- 寒さの厳しい季節になりました
- 寒さが厳しい季節ですが
という意味になります。
例文を下記の参考ボックスに書いてみました。
- 寒さの厳しい折、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
(寒さの厳しい季節となりましたが、皆様は元気にお過ごしでしょうか?) - 寒さの厳しい折、お風邪など召しませぬようお気を付けください。
(寒さの厳しい季節ですが、風邪などをひかないようお気を付けください) - 寒さの厳しい折、お元気にお過ごしのことと思います。
(寒さの厳しい季節ですが、元気に過ごされていると思っています。)
以上のように、
最初の挨拶として使う場合と、最後に結びつける場合とあります。
ご自愛は必須?
そもそもご自愛とはどういう意味でしょうか?
≪自愛≫:
- 自分で自分の体を大切にすること。
- 【他人よりも】自分の利益を考えること。利己。
手紙の場合、①の意味で用いられます。
ご自愛は結びの言葉として、よく使われています。
寒さの厳しき折、くれぐれもご自愛ください。
(寒さの厳しい季節となりましたので、体調に十分気を付けて、自分を大切にしてください)
と使用してもいいでしょう。
ご自愛は必須ではありませんが、相手のことを想いやる気持ちになるので、結び言葉として使用するといいですね。
寒さだけでなく暑い季節
例えば
日ごとに暑さが厳しくなりますので、どうかくれぐれもご自愛ください。
(日が経つごとに暑さが厳しくなっておりますので、どうかご自身の体調に十分気を付けて、お体を大切にしてください)
と使用するのもいいですね。
12月・1月・2月や年賀状にも使う?
では、寒さ厳しき折の場合、何月に使用したらいいのでしょう。
明確に”この月”とはないのですが、寒さの厳しい季節になりますので、
だいたい12月中旬から2月の立春頃に用いるといいでしょう。
お正月も上記で言うと、寒さの厳しい季節になりますので、
年賀状に使用するのもいいですね。
≪年賀状の例文≫
昨年は大変お世話になりました。
本年も変わらぬお付き合いのほど宜しくお願いいたします。
寒さの厳しき折、くれぐれもご自愛ください。
とすると、いいですね(・∀・)イイ!!
12916
6372